テープ、ラクガキングダム
テープもらえね〜な〜〜〜〜
最近、シンプルにローソンの品揃えに不満っていう角度からローソンから撤退したい感が加速してる。消費者じゃん。
でもテープのためだと思って、あんまり買いたくないミルクティーを買ってなんとが凌いでる。
なるべく買ったことのない新商品を選ぶことで購買意欲を刺激しつつ、味覚が冒険しすぎないようにジャンルはミルクティーで固定。
この世のミルクティーの味なんてもんは真っ当に生きてれば9割方把握できるもんなんだから、並大抵の新商品じゃ「ミルクティーを飲んでるぜ」以上の驚きはないから、味覚に翻弄されずに仕事に打ち込めるのよ。(これホントか?ちょっと変な味だったくらいで仕事のコンディションに影響が出るの?そんなことある?)
棚の角を曲がるとレジ前にテープをくれないタイプの店員が待ち構えていた。
「どうぞ〜」
間髪入れず掛けられる声。こうなったらもうシールが貰えない結末を分かっていながら絞首台に向かって歩いてるだけだ。この瞬間が今一番嫌い。嘘。一番嫌いなのは狛枝凪斗。
つかなんなんだよ、テープのためって。テープが貰えたからなんだ。教えてくれよ。バボちゃんがよ。
ラクガキングダム観ました
クレしん映画、良いねェ〜〜〜。
ドラえもんが「観たら面白いだろうな」っていう感覚だとするとクレしんは「観なきゃ」くらいの違いがある。
映画としての単純な面白さもあるんだけど、自分は挑戦的な試みの部分に惹かれてるんだと思う。
実際、クレしん映画には「今回はこの試みがしたかったんです!」という狙いがかなり露骨に提示されてる感じがある。
国民的アニメにセンシティブな表現を掛け合わせて楽しむ原始のユーモアがあるけど、クレしん映画はそういう趣味の悪い表現にギリギリのところまで迫ってると思う。
もしもひろしが死んだら?もしもみさえが離婚を言い渡されたら?もしも大の大人が本気で悪意ある発言をしんのすけに投げかけたら?
そういった、普段の野原家のガチガチにギャグアニメ補正で守られた日常を知っていればいるほど「なんでそんなことするの?」と思わざるを得ないキツめの試練を課せられるのが常で、同時にそれらの超現実的な過酷な試練をクレしん的ソリューションでどう乗り越えていくかを肝と捉えて見守っている。
野原家以外のいつものお馴染みのメンバーが善に回るか悪に回るかにも目が離せない。
あの世界の人たち、ケースバイケースで自分たちの属性を豹変させるヤバさがある。
あまりに踊らされが過ぎるから、野原家や春日部を巻き込んだ壮大な社会実験を観せられている気分にすらなるし、でもその様を楽しんでいるのも事実。正直そのてんてこ舞いっぷりと「悪役幹部」の平常運転っぷりが見られた辺りで充足感は一定値を満たしてしまうので、展開運びとかオチとかあまり気にせず「最高だった」ってすぐ言っちゃう気がする。これはもう、scp 楽しんでる時とほぼ同じ。
でもこれ、果たして自分だけの感覚なのかどうか……。
クレしん映画、ひろしの漢気やみさえの母性の強さがかなり特徴的に描かれてて、やっぱそれって視聴者の期待してる姿ですよね。
みんな多分クレしん映画では家族の絆が輝く瞬間を何より観たいんだと思います。でもその背景には、そんな期待に応じるために毎年意地悪な大人から無駄に人生観を変えられそうなレベルの試練を乗り越えることを余儀なくされてる野原家があって……。
そういう意味では僕たちみんな狛枝凪斗と言えなくもないですね。(は?)