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ドラマロケ地にもなった青瓦台と穴場スポットのソウル教育博物館

カフェで1年後の自分に手紙を書いた後、次は青瓦台へ向かいます。

以前に「サバイバー:60日間の大統領」という韓国ドラマを見てから、いつか実際に行ってみたいと思っていた韓国の大統領府、青瓦台。

ちょうど自身が留学したタイミングで現職の大統領が弾劾されるという歴史的な出来事が起こり、事の成り行きを興味深く追った3ヶ月間でした。この青瓦台を国民に一般解放したのは、実は尹大統領です。

弾劾が盛り上がりに盛り上がっていた頃、駅で右派(大統領支持派)の方々が一生懸命この冊子を配っていらっしゃいました。2024年12月中の大統領の言葉が収録されています。

「大統領の切なる訴え」というタイトル
戒厳令の時の演説

今日はそんな青瓦台と、帰り道に偶然見つけた穴場おすすめスポットをご紹介します。

※「サバイバー:60日間の大統領」の予告編(日本語字幕は無いのですが)はこちら。アメリカのドラマのリメイクで、ハラハラドキドキで一気に観てしまった。

青瓦台(청와대)

入場料は無料です。1日の入場者数は最大2000人までと決まっており、韓国在住者はネットで予約が出来るので予約して行ってみました。予約完了メールに付いているバーコードを入り口でスキャンして入場します。

外国人観光客の方は当日現場で申し込みが出来ます。パスポートをお忘れなく。

入場は正門と、春秋門の2箇所から可能。私は安国駅側から歩いてきたので春秋門から入場しましたが、せっかくなら正門がおすすめです。

春秋門

荷物チェックの後、入場。

外に出て少し歩くと、見えてまいりました。雪の日だったためものすごく曇り空。でも人は少なくて快適。

青瓦台の名前の由来通り、青の瓦がシンボリック

まずは大階段。

会議室
大統領執務室

歴代大統領の肖像画。前代の文在寅大統領の代までありました。文前大統領は現在、本屋の主人をしているらしい。

こちらは大統領官邸。

館内には入場できず、外から覗きます。

覗かせていただきます

この他にも迎賓館がありましたが、寒くなってきたため行かず。本館と官邸を見るだけなら、30分ほどで回れました。

帰りは安国駅と景福宮駅のどちらも青瓦台から15分ほどかかるので、迷った結果安国駅に向かうことにしました。帰り道にはおしゃれなカフェがたくさんあり、疲れたら一休み出来ます。

ソウル教育博物館(서울교육박물관) 

安国駅へ向かう帰り道の途中で見つけたこちらの博物館、気になって入ってみたらなかなか面白かったのです!

その名のとおり、韓国の学校教育に関する歴史を学べる博物館です。入場無料。2部屋だけの小規模で見やすい博物館です。

入るとすぐに懐かしの文房具屋さんと綿あめ売りの自転車。文房具屋さんは開店している日もあるようです。

今日は閉店日

イカゲームでおなじみのカルメ焼き

入り口のホール。レゴで出来ています。現在の展示内容に合わせて、「独立万歳」のロゴも。

右手の部屋はレゴスペースです。実際にレゴで遊べるようになっており、子どもが楽しそうに遊んでいました。

ハングル文字のレゴ

現在の特別展は、「おもちゃで出会う独立運動家」特集。これが一つ一つなかなか良く出来ておりまして、見入ってしまいました。展示だけでなく映像バージョンもあって、安重根に関する展示はロゴによるショートフィルムが流れていました。なかなかの力作でした。

3.1運動
大韓民国臨時政府の成立
李奉昌による桜田門事件

パンフレットもあります。歴史の勉強は好きなので、私の韓国語リーディングの教材にさせていただきます。

「おもちゃで出会う独立運動家」

反対側のお部屋は、韓国の教育の歴史を振り返るゾーン。こちらも可愛いミニチュアで緻密に再現されており目が釘付けに。

1970年代 小学校の昼食時間
卒業式
入学式

コレクターにはたまらないであろう、韓国中の学校のワッペンや校章。

キャラクター付き学校バッグやめんこもあります。

遠足に持っていくお弁当に関する展示まで!

キンパとサイダーが定番だったのでしょうか
遠足の様子

なぜかどこか懐かしい気持ちになる展示でした。入場料もいらず2部屋だけで気楽に見学できますので、通りかかったらここにも立ち寄ってみてください。