フランスの(田舎の)小学校の設備環境
昨年12月に休みの方の代わりに急遽ピンチヒッターで町の学校の給食のサービスのお仕事に行った私。
年明けからも結局次のバカンスまでとおよそ2か月ずつの契約更新してずるずる行っていたのですが、9月からは年間の契約で行くことになりました。
しかも金曜日の夕方は学童保育も担当することに。
フランス語はA2-B1レベルの私に任してくれるなどありがたい話ですよ。
学童保育はその日のメンバーを見てからですが折り紙を持って行ったりします。日本語でお名前を書いてあげるだけで大喜びしてくれる子供たちです。
不器用極まりないフランスの子たちも繰り返せば上手くなってきてます。
小さな町というか村というか集落なので一歩家の外を出ると子供に出くわしカネラだぁ!と叫ばれます。
こんな田舎すぐにうんざりして日本に帰りたいと思うのだろうと覚悟してたのですが、この小さなコミュニティに溶け込んでいく感覚を喜ばしく感じています。
さて、私の働く学校を見ただけなので他の学校がどうなのかはわからないのですがフランスの学校について少々思うことを綴っておきます。
古い学校で昔は人数がもっと少なかったのも背景にあるのですが
低学年クラスはプレハブ。
トイレもプレハブ。(掃除はちゃんと外注でされているのでわりとキレイです)
トイレ行くのに雨の日濡れる。(通路に屋根さえない)
運動場小さい。かろうじてミニサッカーが出来るくらい。
フェンスが低いためボールがすぐに外に出てしまう。
遊具も滑り台が1台。
鉄棒もうんていもない。
理科室、保健室、家庭科室、図書室、図工室ないない。
体育館ないない。水泳の授業はバスをチャーターして年に何回か隣町の市民プールに行くみたいです。
教育費は無料だけど、あまり予算が回って来てない印象。
日本の教育もいろいろ言われてますけど環境は断然日本の方がいいのかなと見ていて思います。
またフランスの学校は水曜日は休みです。羨ましい反面、あまり行事事に時間を費やさないので子供たちの学ぶ時間を逆に奪っているようにも感じます。
例えば家庭科の授業はないため夫は針に糸を通したことさえないそう。
私は家庭科大好きな授業だったのですが。
ちなみに発表会等もレベルが低いです。
別にすべてが日本の方が勝っているとは思いませんが、フランスの学校で働いてみて改めて日本で生まれ育つというのは結構恵まれた環境なのだと思いました。