仲間に出会うまで。~めっこの場合①~
「学校を作りたい!」と見学に来る方を大きく分けると2パターンあると思います。
すでに学校を作りたい仲間がいて、グループで見学に来る。
「学校を作りたい。」と思うけど、仲間がまだいないので一人で来る。
あた小は…。理事長の酒井田さんが。「新しい学校を考える会」を作って、そこに仲間が加わっていった感じになります。
私、めっこが加わった経緯をまずは書いていこうと思います。
あた小は、全国でもたぶん珍しく。こんな学校を作りたいと思ったおかあちゃん、おとうちゃんが言い出しっぺの学校です。ちゃんと調査はしていないけれど、教育者が始めることが多い気がしています。
理事長の酒井田さんはじめ。今いる女性スタッフのほとんどが、あおぞらキンダーガーデンにこどもが通っていました。そこでの保育については、また詳しく書きたいと思いますが…。素敵な保育をされていて、そこでの育ちや親としての在り方などから、学校つくりは始まっているといえます。
でも、私のこどもたちは、あおぞらキンダーガーデン出身ではありません。理事長の酒井田さんと出会ったのは…。女性起業家の集まりが初めてでした。
女性起業家の集まりで名刺交換をしたのですが、酒井田さんは臨床心理士(今は公認心理士)、私は助産師。独立開業した医療職同士として知り合いました。
名刺交換をした翌日。私が訪問した産後のお母さんのメンタルが心配になり。酒井田さんに声をかけたところから、仕事の繋がりが生まれて。一度ちゃんと話そうか?と私の事務所で話をしたときに。仕事以上に盛り上がったのが、「新しい学校を作りたいと思うんだよね。」の話でした。
その頃私の長男は、静岡市の森の幼稚園「野外保育ゆたか」に通っていました。こちらも素敵な保育をしていて…。私は。
「森の小学校ができたらいいのに。」と思っていたのでした。
私が森の小学校があったらいいのに。と思っていた理由は3つあります。
ひとつ目は、私自身が小学校生活が面白くなかったこと。
1年生の時の唯一の記憶が、テレビの奥に隠れて泣いていた記憶…。
ふたつ目は、野外保育のママ友の言葉。
上のおこさんがすでに小学校にはいっていたママさんが、野外保育に通う子供たちをみて。
「幼稚園くらいは自由に過ごしてほしい。」といっていて。
「小学校ってやっぱり自由じゃないのかな?」自分の小さな頃の記憶も絡めて思っていたこと。
3つめが一番大きい理由。
私は自分の職業を「助産師です。」というと、たいていの人が「素敵な職業ですね。」と言ってくれます。命の誕生に立ち会うことができる仕事なので、本当に素敵な職業なんだけど…。生まれることができない命にもたくさん立ち会っています。死産や、流産。人工妊娠中絶の立ち合いは産婦人科の看護師、助産師の仕事です。
生まれることができなかったたくさんの命をみてきたから。生まれてきた命が輝いてほしい。ずっとそう思っているのだけど。
いろんな理由でその人らしく輝くことができなかったり。それが理由で命を絶つ人もたくさんいる現実がある。
幼稚園時代だけでなく、まだ子どもとっていわれる小学校時代。もっとこどもらしく自由に楽しく生きてもいいんじゃないのか?
そんな理由があったから。酒井田さんに初めて会ったときに「新しい学校を作る。」って聞いてから。すごくワクワクしたのです。
今日はここまで。次は、実際に他の仲間にあってからの話です。
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