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トラボマウスなのか?トラボ付きミニキーボードなのか?

この記事はキーボード #1 Advent Calendar 2024の8日目の記事です。

7日目はIKeJIさんの「今年作ったキーボードまとめ(2024)」でした。2017年からまとめられている!コンパクトな持ち運びキーボードから立体的な3Dキーボード、左右にトラボがついたDoubleキーボード(←ADNS5050についていろいろ調べているときに何度も見かけたキーボード!)まで圧倒的なボリュームです。改善枠、チャンレンジ枠といった作る目的が複数あるためにバリエーション豊かなラインナップになっているんだろうなぁー(感嘆)。

追記:作った経緯をまとめてみました!が、X(Twitter)で投稿した内容の繰り返しだけだとあれかなと思ったので、最後の方でちょっとしたトラボ筐体のTipsを書きました。


モチベーション

トラックボールマウスが欲しい。多くは語らないですが、複数のPCを操作するときありますよね、USBの切替やBluetooh切替もありますが、メインで使うキーボードと、トラックボールマウスという構成が便利でつかっています。

今使っているのは人差し指型トラボのDeftPro。とっても使いやすい。使いづらいところは改造して使っている。(ホイールの認識ずれ解消だったり、ホイールのクリック感有り無しを切り替えるからくり機構だったり。)

ただ、ソフト面だけはいただけない…。メーカーの専用ソフトではF13~F24のファンクションキーが割り当てられない!つまりAutoHotKeyなどでF13~F24を使ってカスタマイズがしづらい!これはもう作るしかない!

構想

私は人差し指型大玉トラックボール付きの”Mooose”というキーボードを設計して使っている。これのトラボまわりの部分をぶちっとちぎったトラボマウスを作るのが、いまある資産も活用できるので楽ちんと考えた。

Moooseの小さい版なので名前もMoooseMiniとバリエーション版っぽくした。

はたしてこれはトラボマウスなのか?それともトラボ付きミニキーボードなのか?使いやすければどちらでもよかろうなのだァァァァッ!!

Mooose

ちょうどこのころZMK Firmwareデビューしたので、zmkで無線にする。トラボも動かせたので、あとは外形をサクッとモデリングして印刷して手配線すれば完成する。

3Dモデリング

さっくり

さっくり

バッテリーを収納する場所に困ったので、トラボ筐体と土台を斜めにぶち抜く構成を思いついた。かなりトリッキーな気もするが収まればOK。なかなかスペースがない中でよくこんな場所を見つけたなと我ながら感心した。

斜めにすることで手を置くでっぱりとも干渉しない!

試作

試作を印刷してみた。その辺にころがっていたフィラメントを使ったが案外カラーリングがかわいい。

おおよそ外形が決まった。

細かい調整が必要だった箇所はスイッチやロータリーエンコーダの穴のサイズ感、Xiaoの固定方法あたり。6回ぐらい試作した。

試作品

さらに手配線なのもちょっとめんどくさかった。ただ、自分で使う用なので基板を起こすまでもないしなぁと。

まずはマイコンをはんだ付け

中身こんな感じです。あまり見栄えはよくないですね…。

ということで完成した。

バッテリーの格納も狙い通り良い感じ。

トラボ筐体のTips(プチ情報だよ)

トラックボールの支持球は木工用ボンドでの固定がオススメ。ちゃんと固定できるし、いざとなったら外すのも楽でいい接着度合い。透明なるから目立たないし。

支持球の固定

支持球の横に溝があると取り外ししやすくてよい。ピンセットやつまようじが入るくらいの隙間でよい。

隙間

センサの向きにもよるが、基板の裏から筐体を止める構成だと取り外したいときにめんどくさい。上部パーツと下部パーツに分けるとそこの煩わしさがなくなる。上部パーツと下部パーツはネジ止めにしてるが、ネジ止め箇所が多くなるので磁石でも良いかも。ただ、大玉を載せるとけっこう重いので磁石だと外れてしまうかも?

上下パーツ

次に作ってみたいものの案

この機構。ただこれを試すよりも先に基板作成するかも。

あとはせっかくマウスなので、2次元平面によらずボタン配置を立体にするとか、キーキャプも専用に作って一体感出すとかもろもろ詰めたいところ。

おわりに

明日9日目はsatromiさんです。

この記事はMooose、MoooseMiniを使って書きました。

おしまい!

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