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アムステルダムでのバースドゥーラお話会



去年11月、アムステルダムで子連れOKのバースドゥーラお話会を開催した。
正直言うと、子連れの場で、しかも自身のこどもたちとちゃんと進行できるかドキドキだったんだけど、参加してくれたみんなの温かさと、赤ちゃんたちのかわいい空気感のおかげで、本当に楽しい時間に。

今回のお話会を通じて、改めて「ドゥーラって素晴らしい存在だな」と実感。サポートを必要としている人に寄り添える役割って、やっぱりすごく尊い。これからは私自身も、この世界にもっと関わっていきたいなと思いました。


そもそもドゥーラって?


「ドゥーラ」って、まだ知らない人も多いかもしれないけど、出産前後の女性をサポートする専門職です。特に感情面や実務面での支えになってくれる存在。医療的なケアはしないけど、例えば料理や掃除、育児の手伝いなど、その人が本当に必要としている形で寄り添うのが特徴。

ドゥーラは出産の場面だけじゃなく、妊娠中や産後の心のケア、家族全体をサポートする役割もあって、まさに“もう一人のお母さん”みたいな存在。海外では認知度が高いけど、日本ではまだ発展途上。
ただ日本ではいわゆる、今はあまり聞かない産婆さんがその役割を担っていたと言われていて、だからこそまた日本の良き古き仕事を見直すこととこの活動の意義をもっと広めたなと。

海外で日本人がドゥーラをする意味


海外で日本人がドゥーラとして活動する意味って、すごく大きいと思う。特に日本人のママさんたちにとって、母国語で相談できる存在って本当に心強いはず。
異国での妊娠・出産って、文化や医療制度の違いに加えて、言葉の壁が大きなストレスになることも。そんな中で、日本語で安心して話せるドゥーラがいるってだけで、気持ちがだいぶ軽くなるはずだ。
それに、日本人特有の感覚や価値観に寄り添えることも強みだ。
例えば、「こんな些細なことで相談していいのかな?」って思ってしまう日本人の慎ましさにも、ちゃんと応えられる存在になれるはず。

言語の可能性を感じて


お話会をして感じたのは、ドゥーラにとって言葉の力ってすごく大きいってこと。安心できる言葉をかけてもらえるだけで、人ってホッとするし、前向きな気持ちになれる。

私自身、海外で活動する日本人として、日本語だけじゃなく、他の言語でも寄り添えるドゥーラになりたいなと思う。
言葉を通じて、もっと多くの人をサポートできる未来を目指したい!


次の記事では、世界幾つもの国で経験を持つ章鼓さんのお話をまた書けたらいいな、と思っている。

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