顎変形症のオペ、つづき。
やっとオペ当日の話。
オペの時間はなんとなんと前日16時に分かるというシステムで、これにも驚き!前日日曜16時過ぎにドギマギしながら電話。
そこで決まっていたのは、
オペ9時45分ということで7時30分までに来院
とのこと!
うちからクリニックまで車で約30分、電車とバスで1時間…
月曜日なのでこどもたちも園と学校があり…
(そして7時出発となるとまだ起きてこないこどもたちにバイバイできないのも寂しい母心)
夫と相談して私はタクシーで向かうことに。
(いくらか健康保険が負担してくれるとのこと。)
実は7:30に着かなかった、
というのもタクシー発注ミスもあり、いざ来たと思ったタクシーも意外に遠回りしちゃって混雑に巻き添えくらう。
一応7:45頃には到着。
問題なく受付通り待合室へ。
15分くらい?待っていたところ呼ばれて
これに着替えるように、と⤵︎
手術着は後ろ紐で結ぶタイプの背中お尻見えちゃうタイプ(びんぼっちゃまスタイルと勝手に命名)
簡易おパンツは出産の時にも履いた、ので病院ではもはや定番?(流産処理の時大学病院で、出産の別の総合病院でも同じような簡易パンツ履いた)
ここからは貴重品すら持ち込み禁止。
ベッドを運ぶ係の方がとっても優しくてご本人も
沢山のオペ経験があるそうで気持ちにとても
寄り添ってくれる。。。
なんのオペか聞いてくれて、「あーそれは怖いよね」と「でももっと大変なのあるからねぇ、大丈夫だよ」と。
良い方配置してくださり感謝しかない。
そして麻酔に入る。
どこか担当が変わるといちいち、名前生年月日、なんのオペなのか聞かれた。
やーもちろん間違えちゃいけないもんね、患者ね。
色々な人が関わって初めてオペが成立するんだなぁと感慨深くなる。
ちなみにオペ担当医師はその前に一度も会わず、挨拶なし。何というかドイツっぽいというか笑
オペはあっという間、全身麻酔って本当不思議すぎる。
気がついた時には終わっているわけで、初の集中治療室(ICU)で目が覚める。その感覚は不思議すぎた。(元々、オペ直後はICUという計画の上。)
やっぱり痛みに対しては相当緩和されていて、何が辛いって
咳をしたり、動けないこと、それが辛かったかなと思った。
最初の夜は鼻に詰め物をされていたので口呼吸で乾く乾く。。。水すら飲めない(飲み込めない)
そう言ったところかな。
ちなみに麻酔やら、鎮痛剤などの副作用みたいだけど頭はずーっとぼうっとしている感じ。なので細かくは覚えてたり覚えていなかったり。
ICUの中は機械の音で沢山、夜も電気は割とついていて、私は1時間寝てはまた起きて1時間、を繰り返していたように感じる。
初め気づいた時の看護師さんはアジア系の方で、なかなかキツイ感じの方。もちろん話せなくて“もひゃもひゃ”いう私に、「何?」っていう返し(笑)
私はどうも循環器系が弱ってきていたらしく何度か計器からアラーム音が聞こえ、その看護師さんに「しっかり息して!!!」と何度か言われた。
口呼吸のみで「ハーフーー」と息するはなかなかキツく、疲れてまた寝たような記憶。
夜中に別の看護師さんがいらして、私の隣に居る方のことを知る。(みんな命が危険な方ばかりだ。私はまだマシ、と思いながら。ちなみにお隣の方ドイツ語がわからないウクライナ人のおばあさんだったようで、別病院へ搬送が決まっていた。)
この夜シフトの看護師さんがとても丁寧で、なかなか気遣いのできる方でどうしても私がのどが渇いてお水を飲みたいと伝えた時にはストローに水、を試したけどやっぱり吸えず、小さなスポンジにお水を含ませて持ってきてくれたときはなんで気遣いだと感動レベルだった。(流産と出産とこどもたちの怪我や緊急事態でしか入院経験なく、ドイツでは期待したら大変な目に合う、と思っている私)
朝方には、担当主治医もサッとだけど見にきてくれて、まあこんなもんだね、という感じで話していた。ちなみにその医師のチェックで冷却マスクに電源が入ってないことを知る(笑)ほぼ一晩冷やされてないやん!ってなり。冷却マスクにがしっかり働くと腫れた顔にはとても気持ちがいいものだった。
お昼近くになると、二人組で私のからだを動かすのに準備体操のような、少しエクササイズみたいなものを取り入れてくれてベット移動に備えてくれたのも優しい方々でほっとした。丸一日動かなかったのと、食べてないのと、体力がやっぱり落ちるのだと改めて気づいた瞬間。
それから通常のステーションへ引き続き入院となった。
オペ箇所がオペ箇所のため、看護師さんたちはやっぱり私の顔を見て、おー辛いねー!という感じの反応の方がほとんど。まあ表情ひとつ変えないタイプの方もいらっしゃるけれど。
看護師のタイプももちろん人それぞ対応が違って、面白かった。
さてさて、入院生活についてはまた次に続きます。