さよならワンピース
気持ちのいい青空、おはようございます。
毎晩開催されるカエルの大合唱が、リモートワークに支障をきたしております、ちゃんです。
観客の私は聞きなれてしまい、なにも感じなくなりました。
しかし、音声をひろうマイクが私の声よりも、美しいカエルの歌声をひろいたいらしく、お相手の方がお困りのようですね。
それは、さておき。
今回は、「日本舞踊経験者として描きたい日本の美」をテーマにしたよ。
厚底サンダル履いて着物を着たいわね。もしくは、ぽっくり下駄をはいてミニワンピを着たいわ。
私は自分を楽しませるために、よくファッションで遊ぶのだけど、海外旅行だとなおさら気合いを入れたくならない?
あれも着たい、これも着たいと、旅先での妄想を繰り広げながら、服をポンポン選んでいく。
すると、まああっという間にスーツケース大爆発!
旅先で買えばいいじゃない理論もわかる。でも、旅行が楽しみすぎてあれやこれやと準備しちゃうよね。
でも、前回の旅行でスーツケース大爆発はきっぱりやめると決めたの。
あれは、セブ島に旅行に行ったときのことだった。
美しいビーチのイメトレをしながら、私はかわいいワンピースをネットで探しまくり、ポチポチした。
そして、届いたワンピースを丁寧に丁寧にぎゅーっと小さくして、スーツケースにいれた。その宝箱を大事に抱え、セブ島に向かった。
さぁ美しい海よ、現れるがいい!!
そんなことを思いながら、セブ島に降り立った。
すると、あれれ。
どこを見ても海が無いぞ。騒がしい車の音、よどんだ空気、タンクトップショーパンGIRLたち。イメトレで正解したのは、照り付ける太陽のみ。
かわいいワンピースを着た私は浮きまくりの、汗だくGIRL。
翌日からは、着飾る方がちんちくりんになることに気が付き、すぐにビーサンスタイルへと変貌した。
私の安易な妄想がいけなかったのだが、かなり予想は大外れだった。
もちろん旅行は楽しかったです、美味しい料理もいただけて。
でも、私は決めたのだ。
もう旅行にワンピースなんていらねぇ。
タンクトップとショーパンが相棒だ!と。ビーサンは親友。
まぁ、動きやすいのが1番でございますわね。砂埃に包まれても、どんとこいですよ。
さらに、もうひとつ個人的な気づきがあった。
それは、お洒落を楽しむ文化がある国に行こうということだ。
あまりお洒落をする文化がない国にいくと、もちろん服屋で売っているのはノーマルな服ばかり。機能性がすべて。
そのため、買い物がいまいち楽しくないのだ。
かわいいものを食い物にする妖怪である私にとって、お洒落が1番なのだ。そして、買い物は旅のメインなのだ。
たとえ荷物を軽くしていっても、帰りのスーツケースは爆発させないと帰れない。満足できない。
旅の楽しみ方は人それぞれだが、私にとって旅における大切なことに気が付くことができた。セブ島ありがとう。
日本人をかわいいかわいいと言う謎の文化をもつ、セブ島ありがとう。
私の1番かなえたい夢は、アフリカ縦断である。そのため、バックパッカーにも憧れている。
しかし、私は前述したようにお洒落妖怪であるがゆえに、それが叶わないのだ。
詳しくいうと、買い物をしすぎるのである。
数か国旅をしようものなら、1カ国目でリュックは爆発だ。ときめくものは買わずにはいられない。出会いは繰り返されないからね。
人の目を気にする性分でありながら、ときめくものに出会うと豹変してしまう。何時間でも居座り、全ての商品をくまなく吟味し、店員に質問し、ぶつぶつ喋り出す。
お酒に酔うより、人が変わる。恐ろしや。
次はお洒落な国にいくぞと意気込んだ時点で、やはり私のスーツケースは爆発することが予測される。日本で爆発するか、現地で爆発するか。
それは、そのとき考えよう。
はやくこの渦から抜け出して、自由にお出かけできるようになったらいいね。
もうワクワクしてきたぞ。
今は、みっちり楽しい計画を立てる時間としよう。
頑張ろうね。
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