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「かわいい」が魔法に変わるとき
ずっと、可愛い子に憧れている。
「私は勉強を頑張っていたから見た目なんて気にしていない」
「愛嬌があるからそのままでいい」
「不器用だからメイクなんて無理」
そんなふうに言い聞かせて気づかないふりをしていた「本当は可愛くなりたい」という思いに気づいたのは昨年末のこと。
彼氏と別れて、ふと
「どうせなら、今までやってみたかったことを全部やりたい」と思った。
11月末から成人式までの一ヶ月強。まつパにヘアカラー、カラコン、気になるコスメの購入…。
とにかくやりたいことを全部やったのだ!
それまでもそれなりにメイクもしていたし、洋服が好きなのでおしゃれも好きだった。
でもメイクとは私にとって、世間的には必要だとされているからやるものに過ぎなかった。
下着を着る、とかに近い義務感。
でも、この一ヶ月を経て
私にとってメイクは「義務」から「魔法」へと変わった!
まつパをしたら、一重のまぶたに二重線が入って目がぱっちりした。
髪を振袖に合う色に染めた。
眼に光を取り込むカラコンをつけた。(人生初のコンタクトだった!)
気になっていたコスメは、想像通りに私をもっと可愛くしてくれた。
一つ一つの小さな自己実現が、外見にも内面にもいい効果をもたらしたように思う。
やれば変化が出る!というのは嬉しい。
私はメイクが楽しいものだと、実感することができた。
まだまだ下手っぴだけれど、鏡のなかの自分が前より自信をもって笑っていられるのは、
メイクという魔法を使えるようになったからだ。
今日、成人式があった。
みんな可愛かったけれど、かわいいね!きれいになったね!と褒めてもらった。
すごく嬉しかった。
これからどんどん可愛くなっていって、
どんどん自信を持って笑顔でいられるようになりたい。
私をいちばん幸せにしてくれるのは私でありたい。