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春待ちニット帽、セロトニン、芸術

DARUMA
ウールの糸、チェビオットウールと
平たい春夏使用の糸ラダーテープを組み合わせ、
春待ちニット帽をつくりました🌷

チェビオットウール×ラダーテープ


👂👂👂


透け感…
春待ちニット帽🌷

折り返しを作らなかったので、わりとサクッと編めました。カタチはだいたい耳3つ分くらいかな~と得意の編みながら考える編みです。

ラダーテープの透け感が
雪解けのようで、色はダークですが精一杯春を想い編みました。
糸の組み合わせ楽しく、無限の可能性を感じます。

編み物をすると幸せホルモン セロトニンが分泌されます。
セロトニンの欠如により
人間の仕事、睡眠、食事、人生の喜びを享受する許容量は損なわれると言います。

でも、編み物するだけで、幸せホルモンが分泌されて、楽しくて、達成感があって、なんだか全て手にした気分になるなんて最高。
みんなやればいいのにて思っちゃいます。
まあ向き不向きがあるから一概には言えませんが、
人それぞれのやり方で楽しめることがあるのは幸運です。


わたしは実は手の調子があまり良くなく、早く編めません。
始めたばかりの時は痛くて放り投げたり、上手くいかなくて泣きながら編んだこともありました。
でも早く編まなきゃいけないわけじゃないし、慣れるとコツがつかめたり自分のペースでできるようになります。
編み物はやる気と根気だそうです。

その気になれば足や腕で編む人もいます。
ピアノだって頭を叩き付けて弾いたていいのだから。

ジャズミュージシャンでギタリストのジャンゴラインハルトは火傷で手に麻痺がありながら独特な奏法と美しい演奏で人々を魅了しましたし、
なにか心を揺さぶるものをつくる人てなにかしら痛みを抱えているなと思い、いつも勇気づけられるのです。

ジャンゴの手、美しい手。



あらゆる芸術は
上手くやることではなく、生産性でもなく
こころにあるものを表すことかなと思います。

尊敬する画家、パウルクレーはいいました。
『芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、目に見えないものを見えるようにするものである。』




わたしはこの手が動かなくなってもやめたくないなと思いました。
頭を叩き付けて、使えるものを使って表現したいな。と。

なんだかnote は編み物日記になりつつありますね。
引き続き編みます。

asami


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