FORK vs CIMA
8月27日深夜に放送された「フリースタイル日本統一 #45 関西死闘編」で、チーム関東の大将を務めるFORKさん(ICE BAHN)が、チーム関西のCIMAさんと対戦したので、感想と解説を少し書きました。
筆者はICE BAHNのヘッズです。約5千字。
※情報の誤りがあればご指摘下さい。適宜修正いたします。
◆CIMAさん
FORKさんとCIMAさんの1on1での対戦は、2022年1月23日放送の「フリースタイルモンスター」以来2度目。
この時はFORKさんが敗れ、最後はCIMAさんが般若さんに挑戦している。
この時の、FORKさんのCIMAさん評。
これはFORKさん談としては、結構な褒め言葉だと思う。本当に好きで、認めているんだろうな。
対して、この時のCIMAさんによるFORKさん評。
FORKさんが負けるとはいえ、とてもいい試合なので是非見てほしい。Abemaで視聴可能。
「美空ひばり」から「連れてこいよHIDADDY」に行く部分、アツすぎる。一二三屋レペゼンのCIMAさんとの試合で、UMB2006の文脈載せてくるのヤバすぎるって。
チーム戦では、
①2016年12月30日、AsONE
ICE BAHN+TSUBOI●vs P-PONG&CIMA
②2018年4月17日、フリースタイルダンジョン5th season Rec9-2
FORK,般若,漢チーム○vs ミステリオ,BASE&CIMA
③2019年4月29日、戦極Crossover Ⅳ AsONE×戦極
ICE BAHN◯vs BOIL RHYME(円盤化なし、abemaにあり)
というのもあった。
※ICE BAHNの出場バトル一覧を作成しているので、dig活動にお役立て下さい。
◆ラー博
CIMAさんの1ターン目の終わり。
「伸びない麺」の時点で、FORKさんのヘッズが思い浮かぶのは「越冬」 しかない。
ICE BAHNのファーストアルバム「STARTREC」(2003年12月25日発売)に収録されている、とにかく韻を踏みまくった、crewの代表曲である。
でも、CIMAさんの言葉の運び方は、越冬を意識したか偶然かはちょっと分からないな。たまたま最後に麺につながったような気もするが、面と向かって…の時点で伸びない麺を意識してたのかな?
そのCIMAさんバースから繋がるFORKさん。
なんですみれ?なんでラー博?
と思った方!伸びない麺と言えばラー博のすみれなのである、FORKさんのヘッズにとっては。
なぜなら越冬のFORKさんバースの「まるで伸びない麺」は、新横浜のラーメン博物館で食べた「すみれ」のラーメンから着想を得ているからだ。
「Zeebraのラップメソッドチャンネル」(2020年1月8日)で、FORKさん自ら解説していた。
筆者はこの動画を見て、今年3月に新横浜のラー博を訪問。
「ICE BAHN聖地巡礼」として、3月13日にnoteに訪問記を書いていた。
なお、ラー博の中のラーメン店は入れ替え制のため、すみれはもうなかった。
そして4月27日にICE BAHNのライブで初めてFORKさんとちゃんとお話しした際、FORKさんはこのnoteをお読みになっていたようだった。
「ブログやってます」とか言ってないのに、「FORKさんのゆかりの地を観光しました」と言っただけで、お前があの筆者か!的な反応をされたので…。
今放送回の収録は4月11日。
都合の良い解釈かもしれないけど、私のnoteを読んだのもあってラー博が頭をよぎったのでは…というか、そうだったら嬉しいなと思った。違うかもしれないけど、夢をみるだけ自由でしょ?
◆睨めっこ
ピラミッドの上で睨めっこと言えば、ラッパーの頂上決戦であるKoK2021、呂布カルマさんとの対戦でFORKさんが吐いたラインを思い出す。
ピラミッド=三角の頂点=KoKと連想してこの試合を思い出したのでは?と感じたが、単に韻優先かな?どうだろうな。
とか、ワーッ!と思ったライムはいろいろあるけど、個人的に一番好きなのは
だなあ。聞いたこと無いそんな表現!上にいる人しか言えない言葉だし。ライムじゃない部分が一番好きっていうね。サラッと話すようにラップするのもここはカッコいい。3ターン目のFORKさんは全部好きだな、1、2ターン目の感じよりも。本人がどっちの方向性を目指しているかは分からないけど。
FORKさんの口の動き見ると、3対2で勝って「あぶねぇ」って言っている。
ただ、番組の作り方として「次週はFORK登場!」みたいに出し惜しみせず今週出したってことは、FORKさん来週は複数試合やるんじゃないか?
残りのカード熱すぎるのだが?!あと何試合見れるんだよ。水曜休み取った方がいい?
私が収録観覧した関東死闘編で2試合しかやってないのに、関西死闘編でそれ以上にFORKさん出るとかそれどういう意味?やめてくれよ大事なこういう日に…。
◆SURRYさん
次週の対戦相手がSURRYさんというのもヤバすぎて、今脳内麻薬全開になっている。
2015年1月に配信されたICE BAHNのPodcast「オレンチ通信」第20回目は、SURRYさんがゲストだった。
この番組は、Podcast化される前はCDとして通販されていたらしく(筆者はそれ持ってない、欲しい!)、SURRYさんは通販で売っていた時から買って聞いていたという。
わざわざ買ってまでICE BAHNのゆるいトークを聞くとは!
ICE BAHNリスペクトの強い方なのだと思う。
ICE BAHNは、2015年3月25日発売のSURRYさんのデビューアルバム「Grand Bulled」収録の「ドテクリマワス」という曲に客演で参加。ビートはCARRECさん、めちゃくちゃカッコいい曲だ。大好き。
曲中「GB」と何回も言うが、これはSURRYさんが和歌山県御坊(ごぼう)市の方だから。来週の予告を見ると、FORKさんはごぼう抜きで踏んでいる。
また、SURRYさんとFORKさんは2016年5月30日、「STUDIO韻シスト #4」で共演。
このセッションから「LA IS LA SUMMER」という曲に繋がっている。
SURRYさんのFORKさんリスペクトがよく分かる動画だと思う。
このスタジオ韻シスト自体、もう何回も見た。FORKさんの映像史上、屈指のニコニコ具合なので。筆者、FORKさんがニコニコしてるの見るの好き。大好きなFORKさんが楽しそうだと、私も幸せな気持ちになるから。
SURRYさんとのバトルは、2017年9月20日のフリースタイルダンジョン 4th season Rec2-4以来。
この試合は、FORKさんが2代目モンスターに就任して3戦目。魅RIンさん、裸武さんとの対戦に続く試合だ。
この時はFORKさんが勝利していた。
そしてこれは、FORKさん自身の中でも特に思い出に残る試合であった。
2022年11月4日の「流派R」での、上野さんとのトークを見てほしい。
FORKさんは、自分のバトルで印象に残った韻として、SURRYさんに言った「要は使い方 量で誤魔化さねぇ その味が美味いかだ テメェの腹を満たすだけの為にドカ食いしてる小僧と一緒にすんじゃねぇ」を選んでいた。
「そっと収める/相当冷める」「固有名詞/こういう目して」などなど、有名なパンチライン自体は他にもある。
FORKさんがこのライムを選んだのは、韻の踏み方より、このラインに自分の美学をギュッと詰めることができたからだと思う。
ということで関わりが深い上、SURRYさんのFORKさんリスペクトもよく知っているので、とても楽しみだ。このカードが2024年に見られるなんてなあ。
◆関西死闘編?
閑話休題。先々週、8月14日。
バトルサミットがあった日に放送されたフリースタイル日本統一に突如、FORKさん率いるチーム関東が出てきた。
これを見て、涙が出てきた。
収録に行かない選択をした自分があまりにも浅慮すぎて。
行けなかったんじゃなく、行かなかったんだから悔しい。
日本統一の収録観覧が楽しいであろうことは予測できたものの、地方住みの身にとって首都圏なんて年に何回も行けるところではないので、「関西死闘編と銘打つなら、FORKさんは出なそうだから今回は諦めよう」(遠征機会は他に取っておこう)と思って応募自体していなかった。
ちなみに収録日の4月11日は元々仕事休みだったから行こうと思えば行けた…
なんて危機管理能力の足りない愚かな人間なんだ私は……
関西って言ったじゃん、嘘つき嘘つき!!!という気持ちはあるが、思い出してみたら観覧募集ツイートを本人がしていた…以心伝心できなかった……忠誠心が不足していた…………。
夫からは「テレビで見れるからいいじゃん」と言われたけど、器が小さい人間なので、嬉しいより「生で見たかった」が先に来た。
初戦のCIMAさんが放送され、後に控えるカードが分かり、なんかもう…本当…現場で見たかった……。CIMAさんとSURRYさんの時点で最高を極めているので……。
残り全部勝つとして、SURRYさん、ミメイくん、歩歩さん、早雲さん。
私はICE BAHN以外のラッパーはあまり知識がないが、4人ともFORKさんと過去に接触あるので、全員解説できる。書きたいことをあれこれ思い付く。
FORKさんvs早雲さんなんてやられたら泡吹いて倒れるが、大丈夫?
一国一城統一編もFORKさんいないだろうと思って見に行かなかったけど、大丈夫?
◆MCバトル祭
そうしてガチ凹みしながら見たバトルサミットで、蜘蛛の糸が垂れてきた。いや、大綱くらいの太さがある頼みの綱だった。MCバトル「MATSURI」である。
脊髄反射でチケットを取った。その代わり他のライブをいろいろ諦めた。本当は生で見てみたいMCたくさんいるけど、優先順位を考えると、限られる遠征機会はICE BAHN(含むFORKさん)に全賭けしたいから。
今週早くもFORKさんが出るとは本当に思っていなかったため、朝に番組見て、仕事終わって1時間くらいでダーッと書きました。分かってたらもうちょい丁寧に書きたかったけど、感想はすぐアップすることに意義があると思うので。
ICE BAHN関連noteをいろいろ書いています。2024/7/4現在43本、約22万字(およそ新書2冊分の文字量)あるので、是非ご高覧下さい。
8月24日にICE BAHNのライブを3カ月ぶりに見に行ったのですが、
私は玉露さんに「先生」と呼ばれていることが判明しました。(筆者は教師じゃないから、文筆家の意味ですねこれは…)
ライブレポは後日書くので、また読みに来て下さいまし。
※過去に執筆したフリースタイル日本統一関連記事はこちら↓↓↓
▶︎FORK vs K-rush, 晋平太, TKda黒ぶち
▶︎FORK vs DOTAMA
→これのみ批判的内容のため、相手方のファンは間違って閲覧なさらぬようご注意下さい。