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熱海おんぱくに行ってみた!~熱海の崖に家を建てる【まちづくり】
みなさん、こんにちは。かとうゆりです。
3連休初日、いかがお過ごしでしょうか。
さて、「熱海おんぱく」と聞いて何を連想されますか?
私は、「温泉博覧会」をイメージしました。
だって、熱海の取組なんですもの!
温泉の専門家が集って議論するのかしら、とか
色々な温泉に入れるのかしら、とか。
今日は「熱海おんぱく」面白かったよ!という ご報告と、私だったらこんなプログラムつくるかな、というアイデアをご紹介したいと思います。
観光で出かける方も、別荘をお持ちの方も、もちろん近隣にお住いの方も、参加しないと損ですよ!
では、はじまりはじまり~。
熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながらか
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
「温泉博覧会」じゃなくて、「温故知新博覧会」だった
こちらが、熱海おんぱくの公式Webサイト。
おんぱくは、「温泉博覧会」じゃなくて、「温故知新博覧会」でした。
まちも自然も、古きも新しきも、アートも商いも
いろんなものがひきめきあっている熱海には
それぞれの暮らしを楽しむ人たちがいる。
「熱海おんぱく」は、熱海の暮らしを
楽しむためのプログラムです。
熱海暮らしの楽しみにスポットライトを当てながら
そこに欠かせない「人」「場所」「こと」に
つながるきっかけをご紹介していきます。
「温故知新」
これは、参加せねば!
2024冬の開催期間は2月1日~今週末まで。
20件の厳選プログラムの中から、私がセレクトしたプログラムはこちら。
朝獲れ魚で絶品朝食づくり~網代漁港でセリ見学つき~
いや、実はね、他にも参加したいなあと思ったプログラム、あったのです。
平日開催なのよね~。最後のは雨で中止。
で、土日開催の中からこのプログラムを選択しました。
網代漁港でセリ見学
集合は朝6時50分。この日の私の起床時間は4時30分。
到着した網代漁港。
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船が横付きする市場にはセリにかかる魚が並んでいます。
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アジとかサバとかイカとかアンコウとか。
しばらくするとセリが始まります。
魚屋のおじさま方が魚の入ったバケツの周り集まり、ごにょごにょ。
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バケツを移動しながら、魚たちは次々セリ落とされていきます。
その間、10分?あっという間でした。
漁師さんから定置網漁を学ぶ
その後、漁協の事務所が入る建屋に移動し、セリに並んでいた魚の漁獲手法、定置網漁について学びます。先生は、本物の漁師さん。
定置網って、60m×40mと巨大。
お魚はこの網のどこから入るか、わかりますか?
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魚は実は出たり入ったりするらしいです。
定置網漁は、網の設置と船で数億の後半の設備投資がかかり、20人くらいのチームで運営するビジネス。
網代の定置網は、網代漁港の目と鼻の先と、伊豆山の手前、いずれも船で30分以内の場所に設置されているそうです。船の上の仕事は全体の3分の1、それ以外の多くは陸の上での網の整備なんだとか。
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なんだか農業っぽいですよね。
お給料はマグロの一本釣りほどではないが、収入は安定しているとのこと。20名の社員さんのうち、地元の方は3名、あとは元サラリーマンなんだとか。漁師って、普通に転職先みたい。
どんなお魚獲れるのですか、とか、やたらと質問してしまいました。
まさに、大人の社会科見学です。
セリ落とした”アジ”でお造りをつくる
ここからは、漁港会員の丸藤さんの加工場をお借りして、セリ落とした”アジ”でお造りをつくります。
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一人あたり2尾支給。3枚の下し方を教えていただき、一人づつトライします。小学生の子からお父さんまで、合計13名がそれぞれのペースで作業。
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私の成果はこちら。いや、ちょっと恥ずかしい・・。熱海に住むならちゃちゃっとアジ刺くらいつくれるようになりたいです。
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ブシ飯とアジ刺身の絶品朝ごはん
さあ、次は朝ごはんです。
お造りは丸藤さんに運んでいただいて、参加者は網代の町を移動。
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ブシ飯というのは、加工場を貸してくださった丸藤さんの新業態レストラン「BUSHI MESHI」で、丸藤さん特製鰹節をその場で削り、これをあったかご飯にこれでもか!とかけて食べるどんぶりのこと。
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こちらが私の朝ごはん。
いやー、うまかった!!
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ブシ飯用の花ガツオはお土産でも購入できます。我が家はその後も自宅で「セルフブシ飯」にして楽しんでいます。内緒ですが我が家の猫さんたちにも大好評。口の中でフワっと溶けて、おいしいのは、猫も人間も一緒ですね。
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網代って、沿道に干物屋さんが並んでいる町と思っていました。奥の方にこんな洒落たお店があるなんて。車で通りすぎるだけだとまったく気づきません。帰りに少しぶらぶらしたら和菓子のお店があったりね。
BUSHIMESHIさんは基本、平日のみ営業しているとのこと。なかなかうかがえないのが残念だなあ。
実は、もう1つ、街歩きにも参加していた
実は昨年も、おんぱくプログラムに参加していました。地元の歴史に詳しい小倉さんの「街歩きツアー」。
熱海の象徴でもある、湯前神社前に集合。
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湯前神社の柱に刻まれた旅館やお店の名前を確認しながらのを熱海の栄枯盛衰物語。
地元の人が使う小道を使いながら、
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上から下へ。
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検索すると広報が上手なホテル・旅館ばかりでてきますが、どうやら老舗は「古屋旅館」さんのようです。
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毎週の竹林整備の帰りに熱海周辺の温泉に入っている私としては、やはり源泉を使っているお湯は違うと思うのです。ここのお風呂、入ってみたいなあ。日帰り入浴、してくれないかな。
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フレスコ画のお風呂も入ってみたかった。
最後は海岸沿いに出て、「渚カフェ」でお茶。
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坂の上から降りてくるコースなので、坂の多い熱海でも楽チンな街歩き。最後に熱海でおすすめのレストランも教えてもらいました。
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まとめ
朝獲れ魚プログラムも、街歩きプログラムも、おんぱくの特徴は、その筋のプロが熱海の楽しさを楽しむきっかけを紹介してくれること。
熱意溢れるその筋のプロ(「人」)、そこ(「場所」)でしか味わえない体験(「こと」)が特別感を出すのでしょうね。
実は、前回参加していたので、今回のおんぱくが始まる前に、とても素敵な小冊子が郵送されてきました。これを眺めるだけでも、かなり楽しめます。この記事をご覧になって興味を持たれた方は、次回のおんぱくにむけ、とりあえず会員登録だけされるとよいのでは!
解説付き温泉スタンプラリー
熱海の温泉、苦戦が続いています。
そう考えると、おんぱくでも日帰り温泉プロジェクトに取り組めないでしょうか。古屋旅館のような、源泉を直接ひいている温泉の歴史解説と、日帰り温泉を組み合わせた、解説付き温泉スタンプラリーとか。
すいている時間帯もあるでしょうし、なんなら食事をセットにして熱海の温泉ファンを増やす取組みって、とても大事だと思うのです。
個人的には、大野屋さんのローマ風呂も入ってみたい。
最終的には、熱海市のふるさと納税の返礼品にして、幅広く寄付を募ることができればと。
妄想が広がります!
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