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森の整備の仲間探し ~熱海の崖に家を建てる【外構編】
今週こそは報告できそうだったのですが、なんだかんだ、土地の決済にもう少しだけ時間がかかりそうです。
なので、今日は森の整備のパートナー、熱海キコリーズさんとの出会いの物語。
熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でCase Studyしながら、
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
目標は、姫の沢のヒノキの森
土地の仮契約前の2018年秋のこと。
初めて土地のオーナーさんのカフェから絶景を眺めた日。
絶景には感動するのですがテラスからみる対象敷地は、かなりの斜面でほそーいヒノキの鬱蒼とした暗い森。
売買の単位が1000坪と大きいこともあり
素人の私たちがどうやって管理する?
というのも、率直な感想。
その1ヶ月後の日曜日。
私たちは、熱海、姫の沢のヒノキの森に足を踏み入れたのでした。
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結構な斜度ですがすいすいあがれる森。
光が差し込み木漏れ日がキラキラしています。
足元はフカフカの土。
歩きやすさは斜度だけでなく森をとりまく環境
とりわけ足下状況が大きく影響するのだと身をもって実感。
対象敷地の森も、キチンと手を入れれば、歩ける、気持ちの良い空間になりそうです。
姫の沢の森の整備をされたのが熱海キコリーズのみなさんでした。
熱海市の自伐型林業講座の卒業生を中心につくられたNPOさん。熱海市の市有林整備を請け負ったり、森と親しむワークショップを主催されたりしています。
"木こり体験"のワークショップが熱海キコリーズとの接点を拓いてくれたのでした。
熱海というと海のイメージが強いと思います。
実際には、熱海市の総面積6,160haのうち、森林面積は3,877haと約60%を占めており、森も重要な地域資源。
ところが、熱海市のニュースレターによると、「森林資源は豊富ですが、ほとんど手つかずで、防災や環境保全の観点からも好ましくない状態が続いています。」とのこと。森の整備は熱海市が抱える社会課題の一つなんですね。
木こり体験でやる気に火が付く
直径10cmくらいのほそーいヒノキでも、
ノコギリで倒すには結構な力が必要です。
正直一人で切り口をつくろうとすると、ちょっと腕がしんどい。
それでもきちんと切り口がつくられた木は
狙った方向にゆっくりどーんと倒れます。
倒れた後は、森の空が広がり、風が通る。
一本倒すだけでも汗びっしょりですが、味わったことのない爽快感。
熱海キコリーズの”木こり体験ワークショップ”に参加しなければ、1200坪の森を買うという発想にはならなかったと思います。
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まだ土地のメドすらついていない段階から自分自身で伐木できるようになりたいと、道具集めが始まりました。
すべらず足を保護する地下足袋型安全靴。
チェーンソーの影響を緩和する防振手袋。
足の出血事故防止に有効なチャップスとノコギリは、ふるさと納税の返礼品でゲット。
ヘルメットは山で目立つ黄色をセレクト。
しまいには伐木研修にまででかけ、机上学習もバッチリ。
持っているお道具でフル装備して、熱海キコリーズの作業道づくりのワークショップに参加した時の写真。手作りの点圧機で転圧してます。
伐木と関係ないですが、作業道づくりも面白かったです。そのうちご紹介しますね(笑)。
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森の整備のケーススタディは竹林から
多少道具を揃えたとしても、1200坪の森の整備は自分たちの手に余ります。
熱海Case Study Houseは、斜面地の建築としてのケーススタディもするけれど、森林資源を活用したケーススタディもしたい。
まずは、倒れまくって荒れ放題の竹林の整理とヒノキの森の間伐。
森の散策路の整備、建築に合わせた伐木も必要です。
どうしたものかと逡巡しながら熱海キコリーズに相談すると、自伐型林業研修の卒業生仲間を紹介してくれました。
林業組合にいらした方、造園業の方による寡黙なプロフェッショナルのチームです。
土地の決済が済んだら、彼らと一緒に、竹林整備のケーススタディからはじめるのがよさそうです。現在、寡黙なプロフェッショナルチームにお待ちいただいているところ。早く着手したい!
まとめ
森は手を入れることで、全く違う環境になります。
自分たちでも取り組むけれど、周りの助けをお借りして、彼らのお役にもたつ形で森を整備して行こうと思います。
熱海キコリーズさん、ただいまクラウドファンディング中。
我が家もクラファン参加させていただきました。
私たちも森の整備のケーススタディ、早くはじめたーい!
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出典:熱海ニュースレターvol.22 2018.12月号