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ペレットストーブのことはペレットストーブ屋に聞け! ~熱海の崖に家を建てる【設備編】

内装を考え始めると、室内に出てくるペレットストーブの質感が気になり始めました。

やはりペレットストーブの本物をみたい!

そこでGWの時間を活用し、ペレットストーブのショールームに出かけてきました。ペレットボイラーから、ペレットストーブ+床下チャンバーに変更したことをご報告したところですが、ペレットストーブ屋さんに伺うとまた違った見解が。設計チームに嫌われそうですがここはしっかり調べて納得したいところです。

今日はペレットストーブで床暖という選択肢について考えてみたいと思います。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながら
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。

熱海Case Study House

ペレットストーブ事業は会社の新規事業?

出かけましたのは、富士吉田市のペレットストーブ・ナックスさん。

現地に伺うと、クレーン×こいのぼりがお出迎え。

クレーンでこいのぼりって、
合理的ではあるけれどシュールでもある。


どうやら、クレーン屋さんの新規事業のよう。

そういえば、この業界で有名な北陸融雪さんも屋根や路面の融雪・床暖房設備工事などを主として建築・リフォームや配管工事を施工される設備業者さん。まだまだ普及していないペレットストーブはどこの会社さんにとっても新規事業なんでしょうかね。

ホームページの写真よりも随分庶民的なショールームの入口。

手作り感溢れています。

ショールームには、国産の山本製作所製、トヨトミ製はじめ、エデルカミンなど輸入物もしっかり展示されていました。なかなかの品揃え。質問すると次々、パンフレットが出てきます。なにより担当の方の熱意が凄い。ご経験もたくさんお持ちの様子です。よい方に出会ってしまったかも?

知らなかったことがたくさん。

現品をみての質感確認が目的でしたが、それを超えてたくさんのアドバイスをいただいてしまいました。
お話を伺っていると、結局ペレットストーブは導入の経験がものをいう世界。製品はもとより、誰から買うかがポイントのようです。

メンテナンス

ペレットボイラーの耐用年数は15年程度。
商品が廃番になることもあるそうですが、壊れる箇所が少なく決まっている、とのこと。
しっかりした輸入業者さんから購入すれば問題なくメンテナンスしてくれそうな印象でした。

ナックスさんが信頼されている輸入元は、北陸融雪さん。販売店向けに毎年の研修もあるようです。技術者の方の一定いらっしゃって、やはり北陸融雪さんが国内ペレットストーブ業界の総本山のようです。海外ものを購入するならばここが扱っている製品が良さそうです。

燃料としてのペレット

木質ペレットとは、「おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料」です。

樹皮のみでできた「バークペレット」、芯材のみでできた「ホワイトペレット」、樹皮と芯材を混合させて作った 「全木ペレット」に分けられ、ペレットストーブには「ホワイトペレット」「全木ペレット」が推奨されるそう。

ここまでは知っていたのですが、これに加え樹種の違いもあるのだとか。薪でもそうですが、長く燃えペレットストーブを痛めない「広葉樹系(松など)」がお勧めだそうです。

価格的には、お勧めのペレットは相対高い。でも、燃料代としては薪>灯油>ペレットとのことなので、お高いペレットを使うのがよいでしょうね。
たしかに数年前までは薪って一束500円くらいでしたが、最近は800円くらいに上昇してます。灯油の値段も上がっているし、ペレットは価格が安定して経済的なのかもしれません。

ナックスさんが扱っておられる恩師林ペレット。
紅葉樹中心の全木ペレットだそうです。

体感

伺った日はGWとはいえ、富士吉田近辺では朝晩まだまだ肌寒い時期。
伺うと、さっそくペレットストーブをつけてくださいました。
ペレットが落ちていくカラカラという音、火のゆらめき、輻射熱がとてもゆったりとした時間を演出してくれます。

リアルペレットストーブは暑いくらいでした。

日本製は鋳物で小ぶり、海外製はセラミック製で結構存在感があります。見た目はやはり海外製がいいかな。。

海外製。質感は高級感あり、です。

床下チャンバーは正解か?

せっかくなので我が家のペレットストーブ計画についてお話し、ペレットストーブ屋さんの意見をうかがってみました。

我が家の計画は、ペレットストーブの暖気を床下チャンバーで全館に巡らせるという方式です。

いわく、床下チャンバーを活用したペレットストーブの温風での床下暖房は熱効率があまりよくないのではとのこと。壁を通して室内に暖気を出すと直接なので温まるのは早いが、床下に暖気を回すのは床材の厚みや広さ等を考えるとロスする熱量が大きいと考えられるということです。

これを踏まえ、ペレットストーブの床暖房を採用してはどうかとご提案をいただきました。

ペレットストーブの床暖房対応機種として、エデルカミン社のイドロサリがあったのですが、廃番になってしまっていたのですよね。それもあって床下チャンバー方式を計画していたのですが、どうやら9月に後継機種が出るとのこと。ペレットストーブ屋さんならではの最新情報です。後継機種について改めて外装、使用感など確認してくださるとのこと。嬉しいサプライズです。

ここにきて、新しい可能性を見つけてしまいました。。

まとめ

ペレットストーブのことはペレットストーブ屋に聞け!
ということで、富士吉田まで出かけてペレットストーブ屋さんに話を聞いてきました。
床暖対応の新機種がでるみたいです。新情報です。
すでに床下チャンバー方式で実施設計を進めているので、設計チームには申し訳ないのですが、ここ大事なところなので、しっかり検討をお願いしたいと思います。

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