ペレットボイラー導入に黄色信号 ~熱海の崖に家を建てる【設備編】
「個人で取り組むエネルギー消費最小化と再生可能エネルギー活用仮説」編、「ペレットボイラーはコスト高?」編と、家庭でのエネルギーの在り方について考察を進めています。まずは「断熱」性能をあげて、入れたエネルギーが駄々洩れにならないことが重要ですが、正直ここは実務がわからないので一旦ペンディング。
今一番気になるのは、「どんなシステムにしたらよりカーボンニュートラルに近い取組になるか」ということです。突撃取材を通じてこれがいいんじゃないかと思う枠組みがみえてきたので、今日はこの話。
暇すぎて、突撃取材
「ペレットボイラーはコスト高?」編で、ペレットボイラ―の導入には周辺機器を含めて600-800万円ほどかかる(工事費別)ことがわかりました。
まずはここを深堀しようとネットでいろいろ検索をしています。
行きついたのが、ペレットストーブ・ボイラを取り扱う住宅整備の工務店。ショールームをお持ちとのことで、無理を言ってお話を伺っていました。突撃取材です。平日に動ける夏休みって、いいですね。
この会社、イタリアメーカーのペレットストーブをお取り扱いされています。
なにより、ご自宅にペレットボイラーを導入され、メインの給湯を任せる取組みをされているとのこと。設備のプロだからできる大胆なCase Studyです。
実際、パーパス社から「太陽熱利用ガス温水システム」が913,000円で販売されています。ペレットボイラ―との価格差が半端なさすぎて衝撃・・。
価格差に加え、「制御システム」「メンテナンス」に課題があるというのが、ご自宅で8年取り組まれた設備のプロのご意見なわけです。
これだけ聞くと、断念やむなし・・。
どうしよう。
「制御システム」解決の手立て
それでもあきらめきれず、ネチネチと検索を続けると、課題の「制御システム」を解決してくれそうな製品を見つけました。
それがForstner社製の熱交換器内蔵高機能熱マネジメントタンク。
私の理解では、下記が実現できそうなのです。
①複数の熱源からの熱供給が可能
②温度層分割管理が可能
③管理温度別の温水供給が可能
④熱交換器内臓型
サイト上の製品情報をみただけでは
Q1:インプット・アウトプットはなんでもつなげるのか
Q2:ボイラの点火コントロールはどのように行うのか
Q3:運用のノウハウを蓄積した会社はあるのか。特に、メンテナンスの部材の供給ルートはあるのか。
といったあたりがわかりません。
せっかく突撃取材しましたからね。そこで得た課題は事前につぶしたい。設計チームからも調べてもらい、実現可能性を模索しましょう。
いずれにせよ、「熱エネルギーを貯める」ことをキーに、これとインプット・アウトプットの関係を整理するのが現実的であるように思えてきました。
結果、それが莫大な費用になっちゃったら、パーパス社さんの製品にお世話になるかもですけれどね。もう少し深堀していきたいと思います。
電気も同じ
電気も同じで、蓄電池に太陽光発電の電気をうまくためて、それを自家消費しながら、不足分を東京電力に賄ってもらう仕組みをつくりたいと考えています。基本、売電しない方針。
調べると、この市場は中国製品がとても強く、蓄電池との相性で太陽光発電パネルを選択する必要があるように感じています。日本はここでも負けてる感じです。こんな状況でカーボンニュートラルとか言っても、海外勢に吸い取られるだけなんじゃ?と、国民として不安になります
まとめ
ご自宅に導入された方の経験談を伺ったところ、ペレットボイラー導入に黄色信号がついてしまいました。家庭で消費するエネルギーの1/3は熱エネルギー。熱源は何にせよ、蓄熱タンクがキーになると仮説をたて深堀りすることにしました。解決策が見つかるよう取り組んでいきます。
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出典
パーパス株式会社 製品情報 https://www.purpose.co.jp/home/solar/solarju_solamo/(2021年8月5日閲覧)