要約って難しい
YouTubeにこんな動画が上がっている。これは「ただよび文系」の現代文の動画の1つである。ここで要約について次のような説明がなされていた。
要約には簡単なものと難しいものがある。
簡単なのは、100字程度の要約である。なぜなら、字数が限られているため、筆者の主張だけを書けば良いからである。書き手が用いた具体例や、書き手の主張と対立する内容は全てカットすることになる。
難しいのは、もっと文字数の多い要約であるという。これは100字程度の短い要約と異なり、書き手の主張を盛り込むだけでは不十分である。では、何を加えなければならないか。もちろん、書き手の主張はしっかりと太く盛り込みつつ、具体例などを簡潔にして書く必要があるのだ。
読んだ本についてnoteに文章を書いている私も、その中で本の要約とかあらすじを書いている。この場合の要約は、上の区分けで言うところの難しい方の要約にあたる。
まだまだ私は要約を書くことに慣れていないため、これにとても苦戦する。とはいえ、慣れていないから、という理由だけで片付けてしまっては成長スピードも速くはならないだろうから、なぜ要約を書くことに苦戦するのか考えてみた。
要約に苦しむ理由。それは筆者の主張、具体例、筆者の主張と対立する主張、雑談などを上手く、明白に分類することができていないからだと考えられる。
最近は、こうした分類をすることにかなりの意識を割きながら、読書をしている。今まで以上の集中力が必要だし、慣れるまでは部分的に読むスピードを上げたり、流し読みをしたりすることもできない。しかし、まだ感覚としての域を出ていないものの、読書の質が向上したような気がしなくもない。
また、本を読んでインプットしただけで終わるよりも、自分の文章にしてアウトプットをした方が、本を読んで得られたことなどをより確実に、深く自分のものにできるはずである。
しばらくは大変な時期が続くかもしれないが、要約との格闘を続けていきたいものである。