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今、ジャンプラ新連載がアツい!の回

アタマちゃんです。

ジャンプラ、読んでますか?

推しの子、SPY×FAMILYなど、本誌に負けず劣らずの超大ヒットコンテンツを生み出しているジャンプ系マンガ配信アプリがジャンプ+、略してジャンプラ。

しかも初回無料で読めるから大変ありがたい。
(作者さんたちにはちゃんと広告収入が入ってるらしい)

今まで読切がおもしろくて読んでいて、連載はチェンソーマンと推しの子くらいしか読んでなかったんだけど、最近おもしろい連載が増えているのだ!
というか、好きだった読切の作者さんが連載を始めたのだ!

そんな3作品をおすすめしたい。

MAD(隔週火曜日更新)

SNSで「これ藤本タツキじゃん」という、他作品・他作者と比べられるややネガティブなプチバズりをしていたことで知ったこの作品。

たしかに絵柄が似てなくもない気がするが、個人的には気になるほどでもない。
映画インスパイアなのはこの作品の方が色濃く出ていて、特にストーリーの流れはかなり映画っぽい。
マンガだと(コイツ、何者だ…!?)とか(さあ…これからどうする…?)とか、キャラクターの思考や心情がセリフで描かれることがあるが、このマンガはそれがあまりない。
ただ、キャラクターが言ったセリフや行動、起こっていることだけが淡々と描かれていて、心情なんかはキャラクターの表情や行動に委ねられている。
それが映画っぽさの所以だと思う。

藤本タツキ作品はマンガに映画の要素が足されているが、こちらは映画っぽさに徹しているマンガ、映画をマンガにしたようなイメージだ。

この作者さんの読切もおもしろいらしいから、近いうちに読みたい!

天傍台閣(毎週金曜更新)

この作者さんの2022年4月に配信されたジャンプラ読切「國我政宗の呪難」を読んだときは、この画力・設定・構成のクオリティでジャンプラの読切しか公式作品がないということに衝撃を受けた。

他に作品がないか作者名で検索しまくったくらい好きだった。
早く連載しないかなーと思っていたので、連載開始を知ったときはかなりうれしかった。

呪術系ダークファンタジーというジャンルがオカルト好きな私にとってそもそも好物なんだけど、それにしても設定の作り込みがすごい。
これを描きたいんだという強い意志を感じる設定。

あと、好きなのはセリフ回し。
私は映画やマンガでそのキャラクターがそのセリフを言う意味みたいなことを考えがちなんだけど、この作品はすごくセリフに気を遣っているいると思う。

例えば、「問題なければ結界を解くように 復唱いらない」というセリフ。
「復唱いらない」の部分、あってもなくてもストーリーに差し支えのないセリフだけど、あるとキャラクターが「仕事」をしているということがより伝わってくる。
ストーリーに直結しないこの細やかさが世界観を作り出してるんじゃないかな。

そして、毎週連載が心配になるレベルの画力。絵が上手い。好きな絵柄。

寝坊する男(毎週土曜更新)

こちらも2023年5月配信のジャンプラ読切「寝坊する男(読切版)」を読んだとき、続きが読みたい!と思ったマンガだった。
本当に続きとして連載されるとは…!

ストーリーとしては人助けお化け助けコメディっていう感じ。あまり深いことを考えず、ほっこりにっこりできるマンガ。

絵が上手い、かなり上手い。キャラクターもみんなかわいげがあって、それぞれ人気が出そう。

一方で、連載が始まったばかりだからということもあってか、主人公が向かう目標やテーマのようなものがまだ見えてこない。

今のところは目の前にいる人や妖怪を助けることがメインになってるけど、その先に何があるのか、何が起こるのか、この先の展開が楽しみ。

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