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高度経済成長期のごみ屋敷
こんばんは!柴田です!
前回に最も古いごみ屋敷は60年前から、積み上がっており、その頃の日本は高度経済成長期だったという所まで書きました。
では、なぜ高度経済成長期にごみ屋敷が出来始めたのか。
それを色々な角度から検証してみたいと思います。
まず、ごみ屋敷になる原因と考えている【きっかけ】を挙げてみます。
・離婚
・激務
・人間関係
・死別
・怪我、後遺症
・人間性(気にならない)
これが、僕の考えるごみ屋敷化する【きっかけ】です。
その【きっかけ】からセルフネグレクトなど精神疾患になる可能性は高いですが、僕は【きっかけを知る】こそ早期対処できる【きっかけ】になるのでは?と考えています。
このきっかけを当時の高度経済成長期の日本に照らし合わせて考えていこうと思います。
まずは、一つ目に挙げた「離婚」です。
離婚をきっかけにごみ屋敷になる人が多い様な気がするのが「弁当がら屋敷」「エロ屋敷」です。
60年物の弁当がら屋敷自体は、あまり多くありませんが、今現在は相当多くなっています。
離婚がきっかけなのか、直接住人に聞いたのは数回しかありませんが、片付けて行く中で大体状況が把握できる事が多いです。
奥さん、お子さん、住人の方の家族写真が出て来たり、明らかに子供部屋がそのままになっていたりと「そういう事なんですね」と心で頷いています。
こういう事が続くと、やはり離婚は【きっかけ】の一つになるのではないか。そう思うようになりました。
という事で、1960年の離婚率を調べてみました。
離婚率をみてみると、昭和20年代は約4%が離婚していたらしい。
そして、60年代高度経済成長期には倍に跳ね上がり、約8%の夫婦が離婚しています。
現代では約35%が離婚しているというデータがあります。
なんだか頷いてしまいます。
60年物のごみ屋敷に出会うのと、10年、5年物のごみ屋敷に出会う確率は確実に後者の方が多いです。
なので、離婚率の上昇とごみ屋敷の数の上昇は比例しているのではないか。と思っています。
しかし、60年もののごみ屋敷の【きっかけ】としては離婚もありますが、他の【きっかけ】も探らねばと思います。
労働環境かもしれない。
ごみを捨てにくくなったからか。
とりあえず、離婚が原因の一つと言っている以上、うちも気をつけよう。
では、また!