アタランタスタッフ紹介4
かなり間が空いてしまいましたが、アタランタのスタッフ紹介第4弾です!
会長
Antonio Percassi🇮🇹67
Percassiさんは1953年にベルガモの町クルゾーネで生まれました。資産は10億ドル、フォーブスの最も裕福なイタリア人ランキング36位にランクインしています。離婚していますが、6人の子供がいて、5人は彼のもとで働いています。
Percassiさんは、様々な企業を束ねる経営者ですが、もともとはサッカー選手であり現役時代はディフェンダーでした。1970年、アタランタでデビューし1977年までプレー、その後1978年までチェゼーナでプレーし引退しました。キャリア通算でセリエB105試合、セリエAでは6試合に出場しました。
アタランタの会長としては1990年7月に初めて就任しました。若手への投資など積極的に行いましたが、93/94シーズンのチームの成績不振のため1994年2月に辞任、結局チーム93/94シーズンは17位におわり、セリエBに降格しました。
2010年6月に再び会長に就任、引き続き若手へ投資し、その一環としてジンゴニアのトレーニングセンターを近代化し、12万平方メートルに拡張しました。この投資の甲斐あって、アタランタのプリマヴェーラは、19/20シーズンまでプリマヴェーラのリーグラウンドで1位でした。さらには、スカウト網の拡充、2017年にはGewiss Stadiumを800万から900万ユーロで買い取るなどして、現在のアタランタの躍進を支えています。そして2020年にはイタリアサッカー殿堂入りを果たしました。
そんなPercassiさんの経営者としてのキャリアのはじまりは1976年、まだ現役の最中でした。ルチアーノベネトンさんと出会い、小売業を始め、ベネトンファッションブランドの店舗を経営しました。その後、様々な店を国内外に展開させていき、1997年にはキコミラノという化粧品の会社を起業、現在もヨーロッパなどで人気ブランドどなっていて、Percassiさんの経営者としての腕が世間に知れ渡るきっかけになりました。そして2001年には当時のインデックスグループ社長アマンシオオルテガとともにイタリアでは初めてとなるザラストアをオープン、これらの実績から様々なブランド(ナイキ、リーバイス、グッチ、トミーヒルフィガー、フェラーリ、ラルフローレン、ビクトリアズシークレット)の販売ネットワークの拡大を手掛けることになりました。
ここからPercassiさんは様々な事業を行なっていき、成功を収めていきますが、自分にとって印象的だったのは、イタリアにレゴストアをオープンするための独占契約をレゴと取得することに成功したことと、2018年にミラノに最初のスターバックスストアをオープンしたことですかね。
最後のスターバックスの話はどこかの番組で北川さんが紹介してましたね。
CEO
Luca Percassi🇮🇹(40)
Percassi会長の息子で、Percassiの2回目のアタランタ買収の際にフロントに加わり、CEOとして働いています。 Percassiさんは父同様、フロントで働く前はサッカー選手で、現役時代のポジションはディフェンダーでした。アタランタのユースで育ち、1998年7月チェルシーU23に移籍します。しかし、チェルシーでレギュラーを掴むことは難しく、2000年7月にモンツァにフリー移籍、2002年7月にはスペツィアへ移籍、2003年1月にAlzano Virescitへ移籍し、2003年7月にスペツィアに戻りました。そして、2004年の7月に現役を引退しました。キャリア通算では、セリエBに5試合、セリエC11試合、コッパイタリア、FAカップ、カラバオカップにそれぞれ1試合づつ出場となっています。 選手としてのキャリアは今ひとつだったPercassiさんですが、経営陣の中では手腕を発揮し、アタランタの躍進を支えていす。
最近では、スーパーリーグ構想に対して、批判的な意見をたじながらも、スーパーリーグ構想に参加していた、ユベントス、インテル、ミランはセリエAにとって大切な存在だとして、セリエA脱退を求めないことを表明していました。
参考資料