学部生のための大学院の探し方
こんにちは。Ataktsです。
大学院に進学する!と決めた場合、どの大学院に進学するのかは非常に悩ましいところです。というのも、大学院には偏差値等の指標はありませんし、結局指導教員との相性や研究内容によって決定することが多いため、大学院探しは非常に難しいです。
今回では、大学院の決め方をまとめてみました。
考え方チャート
この上の図が全容になります。大学院に行く!と決めたのであれば、内部進学か外部進学かを選択し、そこから考えていきます。
内部大学院
卒研と同じ研究室
最も多い進学先だと思います。利点としては、
・研究内容を修士でも一貫してできる。
・研究室の雰囲気が分かっている。
・友人や知人が多い
ということが挙げられます。特に卒研で配属された研究室に不満がないのであれば、これが一番良いのかもしれません。
違う研究科の研究室
研究室を修士で変えるということは、別の大学の別の大学院だけではなく、同じ大学の大学院でもできることです。学部生時代の研究科内で研究室を変えることもで来ますが、指導教員に説明することは大変です。
「私はあなたの研究室よりも同じ研究科の〜〜さんの所の方が自分にあっていると思います!」
なんて言いにくいです。卒研配属時に考えとけよ!!と言われかねません。これから2年間は少なくとも同じ大学で顔を合わせる機会があるので、できればこれは避けた方が良いかもしれません。
違う研究科の研究室を志望するのであれば話は別です。指導教員にも説明しやすいですし、すぐ研究室訪問に行けます。
現に私の友人で教育学部から同じ大学の大学院にある理学研究科に進学した人がいます。
外部大学院
知名度(有名大学院)から探す
この場合、まずは入りたい大学院を探します。例えば、東京大学大学院、京都大学大学院、、、など。
その次に自分がやりたい分野の研究科の教員リストをホームページから見つけ、手当たり次第探ります。一人ずつどんな研究をしているのか見ることによって、自分がやりたいことを行っている研究室にたどり着くことができるかもしれません。
また、教育系や文理融合系の研究科でも、自分がやりたい分野と同じような研究内容を行っている可能性が高いです。例えば、東京大学大学院の総合文化研究科は生物、物理、言語学など幅広い研究を行っている場ですし、京都大学大学院人間・環境学研究科も同様です。
研究者から探す
興味のある分野の単語を並べてGoogle scholarなどの検索エンジンで調べてみると様々な論文がヒットします。その中で、最もやりたいことと近い論文をいくつか挙げ、その著者名から研究室を探すという手もあります。
また、専門書の著者名から研究室を探すというのも手です。この場合、入門者などは様々な分野の研究者がそれぞれ章ごとに分担して書いていることが多いので、いきたい研究室を探すのにはもってこいです。
興味がある分野の学会が開催していれば、足を運んでみるのも手です。沢山の発表を聞くことができ、気になる研究を見つけることができます。このメリットとしてはその研究者が指導している学生の様子を観察できることです。あまりにも目が死んでいるのであれば、その研究室は避けた方が良いかもしれません。また、学会で興味を持った研究の発表者に直接話を聞くのも、非常に良いと思います。
指導教員のツテで探す
指導教員の人脈を活用する方法です。集中講義や学会で指導教員に付き添う機会があると、その指導教員が仲良くしている別大学の先生とも会うことがあると思います。その人としゃべり、やりたいことが一致すれば指導教員に相談してみてください。指導教員と仲が良い先生であれば、外部進学でも協力的な姿勢で接してもらえるかもしれません。
候補をいくつか決めたら研究室訪問!
さて、上記のような方法で気になら研究室を見つけたら、メールでアポを取り、訪問してみてください。
今年や来年までは少なくともオンラインで訪問できると思います。
私は以下のようなメールを打ちました。
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~~大学大学院~~~~研究科~~~専攻 ~~~教授
突然のメール失礼いたします。~~大学~~部~~学科新4年の(名前)と申します。この度、~~教授の研究室に訪問したく思い、メールをさせていただきました。
現在私は~~~~感心があり、特に~~教授の~~~~といった研究内容に興味を持ち、大学院にて貴研究室への進学を検討しております。
もし~~教授の研究室が他大学の学部生を受け入れておられるのであれば、是非一度お話を伺いたいと考えております。
何卒宜しくお願い致します。
(名前)
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いかがでしょうか。参考になれば幸いです。
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