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久しぶりのde Viséeのテオルボ曲

先日亡くなられたイタリア語とオペラに詳しかった同僚の死を悼んで、de Viséeのトンボーを弾いていて、というか正確には鳴らすだけで精一杯だったけど、その他のハ短調の組曲を久しぶりに一通り弾いてみた、というか鳴らしてみた。

昨日合わせに持っていったテオルボの軽量ソウマケースにいつも入れていて、その入れ替えをしていなくて、もう1つの渡辺長テオルボが出したままで、そちらは415Hzなのでそちらで。de Viséeを440Hzで弾くとちょっと違う…という気がして、なるべくピッチが低い楽器で鳴らしたいから。

それにしてもde Viséeの組曲が入っているManuscrit Vaudry de Saizenayは、組曲でよくある順番がどうして?と思うくらいバラバラで、このハ短調「組曲」(と言ってよいのかどうかも微妙だけど)も

嘆きまたはトンボー/アルマンド−クラント−プレリュード−サラバンド−ジグ−サラバンド(作者不詳)−アルマンド(Le Moyne作)

のように、よくある順序ではないだけではなくて、違う作者の曲まで入っている。幸い作者の表示があったり(あるいはなかったり)して、サラバンドやアルマンドが重複しているけど、同じハ短調でまとめているだけかもしれない、と推測はできる。

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とはいえ、Maraisのヴィオール組曲のように、1つの組曲に同じ曲種が複数入っていたりということもあるので、なかなか厄介。

そして、de Viséeは5,6コースのような低音のコースも旋律として多用するし、和音の構成音としても1こーすとともによく使うので、左指の確実な押さえもだけど、右指がいかに独立して動くかが求められて、納得して弾けるようになるまでには遥かな道のりが…と思わざるを得ないけど、曲としてどれも美しいので、せめていくつかが弾けるようにはなりたい。

でも、このトンボーは易しくはない。

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