歌を詠む 2023/11/29 俺流な俺様
これまで、推し短歌をいくつかやってきたけれど、肝心のこれをやっていなかった。
それはもちろん、我らが愛する…、
黒柳能生!!
というわけで、さっそく。
…!?……!!思考と心臓が止まってもそこにいるのは確かにあなた
その指とその四弦とその腕とその低音を忘れるわけない
2020年も暮れようとしていた、12月29日。
休止期間も8年目に入ったこの年の夏ごろから、SOPHIA BASS COVERさん(kageさん)のベースカバーチャンネルを見るようになっていた私。
この日も、いつものようにチャンネルを見に行った。
…が。
頭が真っ白。
心臓は止まり、その後、早鐘を打って止まらない。
そこにいたのは、紛れもない、黒柳だった。
躍り上がった人、泣いた人、いろんな人がいただろうが、これが、1年後の復活への序章であったことは、今となっては疑いようもない。
沈黙は金なりペンは力なり だから一人語りは饒舌
黒柳の文才について、今さら私が解説するようなことは何もないが。
基本的に黒柳は、メンバー5人が揃っているときに積極的にしゃべったりすることはなく、そもそも視線が明後日の方を向いているので、話を聞いているのかすら疑わしいことすらある。
黒柳曰く「うちにはスポークスマンがたくさんいるから」ということらしいが、的確なところで鋭い指摘が入るところを見ると、そのスポークスマンよりはずっと、頭を働かせて機会をうかがっているということのようだ。
そして。黒柳の真骨頂は、一人しゃべり。
2時間番組を3本4本、1日で収録するという暴挙をこなしたこともあるという黒柳。彼のラジオでのトークの様子は、私の拙いラジオレポからもうかがえるほど、饒舌なのである。
普段話さない鬱憤をそこで晴らしているのではないかとすら思う。
復活後は、一人しゃべりを聴く機会はそう多くはないが、その分noteで思う存分やりたい放題してくれているので、嬉しい限りである。
心には忘れたくない歌がある 胸の痛みと刻むKIREEK
黒柳が、少しずつタトゥーを増やし始めたのはいつからなのだろう。
私は、ちょうどそんな頃、SOPHIAから離れていたので、2004年ごろに久しぶりに黒柳の姿を見て、正直嫌悪感を持ったりもした。
どんな思いで黒柳が胸に文字を刻んだのか。「俺様!」などでは語られていたのかもしれないが、私はほとんど知らない。
けれど、彼なりに忘れたくないことを、消えない形で刻んだのだと思っている。
そして、私はそれを拝借してアイコンにさせてもらっている。
半端な気持ちで付けられないと思いつつも、私の黒柳への愛を表現するツールでもあるのは間違いない。
オンエアで名前を呼ばれたあの日から あなたの虜 あなたの妹
ありがたいことに、私は、黒柳がパーソナリティーを務めるラジオ番組に投稿し、何度か採用されたことがある。
ラジオでの採用の何が嬉しいって、あの黒柳に、自分の名前を呼んでもらえること。私は、その当時から「あたか」だった。
そして、一度などは、ラジオネームを見過ごされたか、本名で呼ばれたこともある。
まぁ、それはそれは幸せな体験なわけで、そんなことがあると、さらに黒柳に落ちてしまうのである。
グラビアを横から覗きこんだのに少しくらいはこっちも見てよ
黒柳といえば、写真嫌いで有名である。
そして、「俺の笑顔はタダではない」と堂々と言ってのけるような人でもある。
なので、写真でも、動画でも、なかなかカメラに目線を向けてはくれない。
そんな黒柳が一瞬見せるカメラ目線や笑顔が、またたまらなく素敵で、その瞬間のために私たちは生きていると言っても過言ではない。
その姿にわかに信じられなくて一人じゃ何にもできないなんて
歌う度確かめずにはいられない変わったようで変わらない君
今はどこ?肩にも胸にもお尻にも5月の雨に鳴いてた子猫
SOPHIAのライブではお約束の、"ヒマワリ"での黒柳と松岡のおふざけ。
初めて見たときは、ツッコミまくった。
え、いちばん変わった黒柳に向かって、「何が誰が君を変えてしまったの?」って訊くの?とか。
「いつも一人じゃ何にもできなかった」なんて、黒柳から一番遠いところにある言葉じゃん!とか。
でも、メンバー個々に個性の強すぎるSOPHIAにおいて、互いにカウンターを張り続け、絶妙なバランスを取り続けるこの2人が、笑顔で視線を交わし、肩を組み、歌う姿を見られるのは、ライブならではの楽しみでもある。
「俺様!」はストラップにて極まれり【天上天下唯我独尊】
優しさと可愛さなんて嘘みたい「SEX, DRINK, ROCK'NROLL!!」
その顔で「メンチ切られたら下を向く」?お家でねこが待ってるんでしょ?
「優しさと可愛さでできています」男は黙って背中で語る
復活武道館で、多くの人がひっくり返ったと思われる、
「俺って、優しさと可愛さでできてるじゃないですか。」発言。そして、引き続いて紹介された待ち猫Tシャツ。
そしてダメ押しは、"夢"のメンバーパートで「おうちで猫が待ってます」。え。なんだそれ。反則。
とにかく、自分のウェブサイトに「俺様!」と名前を付け、ベースストラップに「天上天下唯我独尊」と書いていた人のやることとは思えない。
でも、それもまた、黒柳らしくて愛おしい。
2023年10月9日。
言わずと知れた、最後の獅子に翼が行われた日である。
この日、私は自宅参戦していたのであるが、終演後、興奮冷めやらぬまま、Xに連投を続けていた。
その中で、コメントをやり取りしているうちに、ふと思いつきで、「私が黒柳の推し短歌書くときには、画像を作ってくれませんか?」と口を滑らせてしまった。きっと、酔っていたに違いない。私はお酒飲めないのだけれどね。
それが、ちび黒さんである。
彼女は、私の不躾なお願いを、二つ返事で承諾してくれた。
そして、こんなに素敵な画像を、たくさん作ってくれました。
そういう才覚はとんとない私は、もう、感動が止まらない。
私の無茶な修正依頼にも、全部完璧に応えてくださったちび黒さん、本当にありがとうございました。
みなさま、ちび黒さんに、惜しみない拍手を。
これからも、私たちは、黒柳兄貴についていきます。