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システム手帳リフィルのこと
システム手帳が最近、また少し流行を取り戻している気がします。
が、以前のようなバイブルサイズだけではなく、マイクロ5やミニ6、そしてA5サイズなど、サイズ感はさまざまになっているように思います。
そして、はまった人たちはひとつのサイズに限らず、いろいろなサイズをいろいろな用途に使っていますね。
今回は、リフィルのことについて少し書いてみます。
サイズと現状
私の感覚的なものなので、全体を正しく示しているとは思わないでくださいね(笑)。システム手帳リフィルは、上述のとおり、
マイクロ5 105x62mm
ミニ6 126x80mm
バイブル 171x95mm
A5 210x148mm
の4種類が小さい順にありますね。他に、HBWA5とか、バイブルのナローとか、A5スリムとかいくつかありますが、一般的なのはこの4つかなと思います。
過去の流行から言って、バイブルサイズのリフィルが最も種類が多いように思います。他のマイクロ5やミニ6、A5などはバイブルに比べると種類が少ないですね。マイクロ5やミニ6などは、紙のサイズが狭いこともあって自由度が低いという点も影響しているかもしれません。一方でA5はユーザーが他のサイズに比べると少ないように感じていますので、リフィルの種類が増えないのかもしれません。
リフィル用紙のフォーマット
システム手帳の使われ方は本当にいろいろですが、基本的なリフィル用紙フォーマットをおさらいすると、
月間・週間・日次スケジュールなどのスケジュール系
いわゆるメモ用紙(横罫線、方眼など)
住所録(だいぶ種類は減った気がします)
の3種類が超基本という感じでしょうか。他にも目標を書いたり、ToDoを書いたり、ガントチャートのようなフォーマットがあったりといろいろですね。
この中でも住所録はデジタル化がすごく進んで、あまり需要がなくなった気がします。一方で、メモなどはやはり手書きが良いという人は一定数いますね。スケジュールも共有する必要がなければ、紙の方が良いという方が居ますね。私もそうです。
で、システム手帳の良さは、こうしたものを好きなだけ入れ替えられるという点であることは間違いありません。
個人的には、A5サイズを使っていますが、これは家庭用プリンタで気軽に新しいフォーマットを印刷できるからです。手帳業界では「最強のフォーマットは白紙である」とさえいわれますしね(笑)。
手帳用紙の難しいところ
システム手帳のリフィルは用紙もいろいろですね。手帳が好きな人たちは手帳用紙として、いろいろなものをご所望ですが、システム手帳リフィルも同じような状態にあるなと思います。
手帳用紙は、正直、難しい用紙です。なぜなら「閉じる」からです。そして、同時に「持ち歩く」ため、軽さも重要です。
紙を軽くするには「薄くする」ことが重要です。しかし、薄くするとボールペンや万年筆で書いた文字が裏に抜ける現象を起こしかねません(裏抜けと言ってますね)。
裏抜けを起こさないためには、紙を何かしらの形でコートすることになります。が、これがまたやっかいで、コートすると紙にインクが染みこみにくくなるため、乾きにくくなります。結果、書いてすぐに閉じると向かい合ったページにインクが移ります(これを裏移りといっている人がおられるようですが、当方はそう言う呼び方をしていません)。
ということで、コートをどの程度にするかというのが各製紙メーカーが悩むところです。裏に抜ける現象の方がやっかいですから、薄さを失わせない程度にコートを強めにするのが今のところの解のように私は思います。
しかし、安価な手帳や海外製の手帳、リフィル用紙などだと、このあたりが結構いい加減になっていたりします(それが良いんだという方もありますけどね)。
リフィルに対する私の現状
といろいろ書いてみましたが、私自身は今のところのリフィルに対する現状は、
A5サイズ
紙は手帳用紙ではなく上質紙(ただし少し厚め)
リフィルの枚数は少なめ
というものです。A5サイズは扱いやすいし、プリンタにも使えるというのが良い点ですね。また、手帳用紙を使わず、上質紙を使っているのは、インクののりが良いからです。速乾とまでは言わないまでも、コピー用紙に書く程度には乾きますから、サクッと閉じられます。また、少し厚めの用紙を選んであるので、裏に抜けることはほとんどありません。
一方、厚めの紙なので、持ち歩きにはあまり向かないかもしれません。そのため、私はリフィルの枚数は少なめです。システム手帳自体もリングが細めのものを使っていて、全体が過度に重くならないようにしています。
このあたりは、個人個人こだわりとか、想いがあったりしますから、絶対的な解は存在しないですね。私はこのスタイルでもう20年以上になっていますが、もっとじいさんになったら仕事の量も減って、もっとリフィルの枚数が減るかもしれませんし、スケジュール管理も簡単になってバイブルサイズでも十分ってなるかもしれません(笑)。
いずれにしても、システム手帳リフィルのよいところはそうしたことになってもサクッと移行できることですかね。あまりコストをかけなくても(こだわるとたくさんお金は飛んで行くけど(笑)。