紙の厚みと大きさのこと
先週のnoteで「書籍用紙と筆記用紙」について自分なりの知識とちょっと調べたことを組み合わせて書いた。そういう情報って、ネット上にたくさんあって、みんな知っていることも多かったと思う。だけど、この記事は時に自分の知識を確認するために書いていたりもする。だから、このまま気が向いたときに書くことは続けたい(笑)。
紙の大きさのこと
紙の厚みの話をするには、まず紙の大きさについて知っておく必要があると思っている。ただ、それはA4版とか、B5版とかそういうことじゃない。印刷をする前の紙の大きさ、カットする前の紙の大きさ、つまり、印刷屋さんが紙の問屋さんから購入するときの大きさである。
この大きさの紙を通常「全紙」と呼んでいたりする。ただ、やっかいなのは、全紙と言ってもサイズがあったりするのである(笑)。その種類を挙げてみると、大きい順に
B0判 1030 X 1456
A0判 841 X 1189
四六判 788 X 1091
菊判 636 X 939
などである。他にもあるらしいが、弊社が使うのは大抵、四六判だと思う。なんだか覚える語呂合わせのようなものがあると聞いたことがあるが、調べていない(笑)。
で、紙の厚みは、一般的に重さで表現するのだけど、その際にこの大きさが大事になってくる。どの大きさの紙が1000枚で何キログラムかということで厚みを表現するからである。
飾り原稿用紙のキンマリスノーホワイトの場合
北越紙販売株式会社さんのキンマリスノーホワイトに関することが書いてあるページによると、弊社が企画している飾り原稿用紙の紙は、
米坪 52.3g/m2、規格(連量kg)で菊判31kg
を使っていることになる。連量とは、紙1,000枚で何キログラムかという単位のことを言う。1,000枚の紙を1連ということからきているそうだ。
コピー用紙などは
一般に使われる上質紙として一番身近なのは、500枚がひと包みになっているコピー用紙かなと思う。コピー用紙の多くはA4判だと思うが、これらのコピー用紙はどのくらいの連量だろうか。
私の知る限り、だいたい、一般のコピー用紙は連量が68kgくらい。少しいいのになると72kgじゃないだろうか。ちなみに、アスクルさんのコピー用紙を見ると、だいたい68kgだね。
ということで、まとめると
だいたい、コピー用紙を基準に考えるとわかりやすいだろうと思われるので、
70kgといわれるとコピー用紙ぐらい
それより少ないキログラムだと薄め
90kgといわれると厚口といわれるような感じ
と覚えておくといいんじゃないかと思う。ただし、これは上質紙などの場合で、板紙といわれるものなどはまた違う重さの感じになるので、ご注意ください。
次は、紙の何を調べようかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?