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アスレティックトレーナーとは|note2
こんにちは!
前回投稿で自己紹介はしたものの、アスレティックトレーナーってあんまり知られていないかなと思ったので、興味があれば是非。
JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)とは
アスレティックトレーナー(以下、『AT』とする)って聞いた事ない、何をする人なの?と想像しにくい人がほとんどだと思いますが…
日本スポーツ協会はATについて、下記のように記されています。
スポーツドクターやコーチと緊密な協力のもと、スポーツ活動中の外傷・障害予防、コンディショニングやリコンディショニング、安全と健康管理、医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応を行い、スポーツをする人の安心と安全を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支線する資格です。
簡単に言うと
"ドクターやテクニカルコーチと選手のパイプ役となりながら、選手/チームを多角的にサポートする人"です!
AT資格取得まで
ATの資格取得に向けては共通科目(150h)+専門科目(780h)のカリキュラムを学習する必要があり、加えてATが所属するスポーツ現場での現場実習(180h)が必須となります。
共通科目と専門科目9冊分の内容が出題される理論試験と実技試験を突破すると、ATとして認められます。
<< 専門科目 >>
・アスレティックトレーナーの役割
・運動器の機能と解剖
・スポーツ外傷・障害の基礎知識
・健康管理とスポーツ医学
・スポーツと栄養
・検査・測定の評価
・コンディショニング
・アスレティックリハビリテーション
・救急処置
※2022年2月には新カリキュラムへ改訂により一部名称に変更あり
実技試験は、公認AT2名とスポーツドクター1名の合計3名が試験監督となり、競技者とのコミュニケーションを前提とした、必要な技術知識が備わっているかを判断されます。
相手側から話す事はなく、こちらから質問した事に端的に回答され、周りは一切の音がしないという、、、緊張しない訳が無いシチュエーションで、滝のような汗をかいたのを今でも鮮明に覚えています。
あの空間は2度と味わいたくない。。。
ATの役割
1.スポーツ活動中の外傷・障害予防
2.コンディショニングやリコンディショニング
3.プレーヤーの安全管理と健康管理
4.医療資格者に引き継ぐまでの救急対応
ATは上記4つの役割に関する知識と実践する能力を活用し、スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援する指導者と位置付けられています。
実際に私が育成年代サッカーチームに携わっていた時には以下の様な業務を主に行っていました。
・傷害発生時の救急対応
・傷害予防エクササイズ指導
・テーピング対応
・コンディショニング(GPSや体組成管理etc…)
・アスレティックリハビリテーション(競技復帰までのグラウンドレベルでのリハビリ)
・パフォーマンスアップトレーニング指導
などなど
クラブハウスで当日の流れをイメージしてグラウンドに向かいますが、
怪我や体調不良など、まぁ色んな事が起こるものです…
その度に、色んな人の協力を得て乗り切る事が多く
やりたかった事の半分も進められない事も何度もありました。笑
ATとしてのやりがい
ATの役割は色々あるんだなと大まかにご理解いただけたかなと思いますが
私がチームに勤めていた当時にATとして一番やりがい感じていたのは
【傷害予防によって選手の成長に貢献出来た時】
簡単に実例を挙げると
受け身を取る事が苦手で、転倒をキッカケに、手を骨折。
試合に出場できず、参加できる練習も限られてしまった事で
サッカーを通して得られる経験値が少なくなってしまいました。
年代特有の悩みに対して、練習冒頭15-20分でチームを対象にW-up、傷害予防、パフォーマンスupを目的とした時間を任せてもらい、結果として手の怪我を減らす事に成功しました。
サッカーをやりにグラウンドに来ている選手達が、何も問題なくサッカーが楽しめる様にサポートできた事を実感し、やりがいを感じた瞬間でした。
短い練習時間の内、20分も貴重な時間を頂けていた事は当たり前ではなく
チーム、スタッフの理解・協力がなければ成り立ちません。
当時お世話になった皆様には感謝しかありません。
いざ書いてみるとまとまりがありませんが、、、
こんな感じで、ATとはという職業に関してダラダラと書いてみました。
そんな職業があるんだなと、知るキッカケになれば嬉しいです。
次回投稿はいつになる事やら、、、
引き続きマイペースに投稿していきます。
それでは、また。
Satoshi