横浜駅西口のアート巡り:「彫刻通り」を歩いてみたら、本当に彫刻ばかりだった
こんにちは、@ARTです。
横浜駅西口から少し歩いたところにある彫刻通りをご存じでしょうか。横浜ベイシェラトンホテルの先から、旧東海道までの約1kmほどの通りが「彫刻通り」と呼ばれています。
この通り沿いには、ビルの前に様々な彫刻作品が設置されています。横浜駅西口から彫刻通りを歩いて見つけた作品をご紹介します。
【横浜西口】井上信道 / 宇宙と子どもたち
横浜駅前の待ち合わせにも使われる金の女性像です。2007年に修復されました。神奈川区にアトリエを構え、制作の拠点としていた井上信道による作品です。
【横浜西口】井上信道 / 青少年に愛と希望を
こちらの作品も井上信道によるもので、横浜西ライオンズクラブなどによって設置されました。
【横浜ベイシェラトン・ホテル前】エミリオ・グレコ / 水浴の女
イタリアの彫刻家エミリオ・グレコの作品です。同作品は全国に設置されています。
【横浜ベイシェラトン・ホテル前】城田孝一郎 / 魁の舞
東京藝術大学の彫刻科に進み平櫛田中に彫刻を学び、清瀬市を拠点に活動した城田孝一郎。横浜駅西口のダイヤモンド地下街(現在のザ・ダイヤモンド)20周年を記念して、1984年にザ・ダイヤモンド正面階段上に設置されましたが、横浜駅西口駅前広場の再開発に伴い、横浜ベイシェラトンのバス停付近に移転されました。
【相鉄KSビル前】高橋秀 / 上昇
ここからいよいよ彫刻通りの作品です。鏡面の球体2つが重なった作品は非常にインパクトがあります。
高橋秀は、1930年生まれで画家、彫刻家として、長らくイタリア・ローマを拠点に活動してきた作家です。お茶の水にも同氏の作品があります。
【プレミア横浜西口ビル】脇田愛次郎
【日綜第5・8ビル前】作者不詳
日本とアメリカで彫刻、デザインを学び、「螺旋、ねじれ」のテーマに制作してきた脇田愛二郎の作品です。プレミア横浜西口ビルの前には、キャプションはありませんが、作品から脇田愛二郎氏の作品と思われます。
彫刻通りでは、日綜第5ビル・第8ビルと2か所に形状が異なる作品が設置されていますが、プレートがなく作者不詳でした。
脇田氏の作品は、渋谷や大崎など全国にありますので、どこかで目にしたこともあるかもしれません。
脇田愛二郎 / HELIX
【相鉄本社ビル前】クレメント・ミドモア / 飛翔
巨大な屋外彫刻で知られるオーストリア出身の彫刻家の作品。道の途中で、突然の巨大な作品があり、圧巻です。同氏の作品は、池袋の京芸術劇場前にもありますので、そちらもぜひ見てみてください。
【相鉄本社ビル前】堀内正和 / 動き出す球
抽象彫刻の先駆者として知られる堀内正和による作品です。球体が回転してねじれているような形状の作品です。上野の東京都美術館前にも作品があります。台座が大きく、かなり作品のためのスペースという印象です。
【神奈川国保会館前】速水史朗 / みんなげんきに
大理石による作品で知られる速水史朗の作品です。波のような石の並びが印象的な作品です。
いかがでしょうか。横浜駅前は人物像、彫刻通りは抽象彫刻と実績もある作家の作品がありました。普通の街中であまり告知もされておらず、ひっそりと設置されていますが、どれも大きなサイズの作品が多く、見ごたえもありますね。お出かけにぜひ回ってみてください。
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