#06｜私の修行＝子育ての始まり

1997年7月、
イタリア・ローマからドサ周りのキャセイ・パシフィックで
la Pavoniのエスプレッソマシーンを引きずるように持ち帰った私に対して、
（旦那から空港の免税店で買うように指示が出た）
国のパスポート&JAL直行便で優雅に帰って来た国費留学生の旦那。

その年の9月末に長女の妊娠がわかって慌ててタバコをやめた私。
ここから我慢の人生のスタートです。

住んでいたのが池袋サンシャインビルの真下と言うこともあって、
最初の子の時は毎日のようにベビーカーを押してサンシャインや池袋西武に出向く日々。
でも、「三つ子の魂、百まで」と言われて、
3歳になるまで保育園には預けないようにとの旦那のお達し。

旦那は超子煩悩で子供の面倒は呆れるくらいよく見てくれたけれど、
昼間子供と二人でいると、
やっぱり社会から切り離されたみたいで涙が出てくる。

2000年にようやくiMacを買って貰ったのを機に、
怒涛の勢いでイタリアで撮り溜めた写真のWebサイトを作成。
2001年、長男を授かったタイミングでDTPのスクールに通い、
自宅からは少し遠かったけれど、
待機することなく春から長女を保育園に預けることが出来た。

保育園のママ友にギャラリーを運営している人がいて、
（しかも表参道の伝説の同潤会アパートに！！！）
ウェブサイトとポスターのデザインなどを依頼して貰えた、
彼女は辛かった時期の私の恩人。

でも大変だったのはそれからで、
待望の男の子は、家でじっと遊んでくれる子ではなかった。