[詩歌]ー夢見る影ー(駄作)
ポエム処女作。それっぽいものを作るのに必死で読み手が理解しやすいように書くことが大前提であると言うことを理解していませんでした。
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飛鳥ちゃんのあの煌めきの日々も終え、静かに卒業して、しばらく経った頃。
ある日、行き先を告げずに消息を経ってしまった彼女。
それから早数年。
振り返るたびに、あの日々が愛おしく、わずかな哀しみが胸をよぎる。
ああ、あの遥か彼方に輝く星々は彼女を見守っているのだろうか。……少し羨ましいな。
それでも飛鳥ちゃんなら。
あの「二宮飛鳥」ならきっと大丈夫。
どこまでも続く空の下、彼女の帰りを待つわけでもなく、信じて送り出すのが私の役目。
「便りがないのは良い便り」ってね———
そんなプロデューサーでありたいと私は思っています。
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杳として空を仰ぐ。
どうやら、天というものは空気が読めないらしい。
黒雨が染みるこの身体に、ボクの心は脈動する。
下ろす瞼の向こうに、明滅する無数の影。
それは、まだ知らない星々のきらめきか、
はたまた、手の届かぬ彼方の存在か。
烈風に委ね、キミへと紡ぐこの声は、
無情にもノイズとなる。
それでもいつか君の胸に触れたとき、
ボクの旅もまた、少し報われるのだろうか。
虚空を掴み、散りゆくようなこの身。
けれど決して消えはしないこの影が、
ひそかに証明してくれる。
——ボクは、まだ「此処」にいる
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前半作成,完成日:2024/11/14/01:35
後半作成,完成日:2024/11/14/23:37