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私の内臓になった本と映画とその他色々
こんにちは、as(あすみ)です。
先日行われたあきやさんと竹村さんのトークショーに現地参加してきたので感想という名の自分語りを書きとめていきます。
行けなかったよ、まだアーカイブ見てないよという方はぜひご覧になってから以下を読んだほうがわかりやすいと思います。
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私の内臓になった本と映画
まずタイトルの、「私の内臓になった本と映画」はトークショーの中でも触れられた話題なのですが、お二人が幼い頃から何度も読んでご自身の血や肉となるほどにじっくり味わっていた本や映画のことです。
幼い頃や若い頃に大好きだった作品ってその後の人格形成にも大きな影響を与えますよね。
私が幼い頃に何度も読み影響を受けた本は以下です。
・魔女図鑑
私の今のファッションコンセプトが「地球を愛し軽やかに自立する都会の魔女」なのですが、職業を魔女に決めたきっかけがこの本です。記憶が曖昧ですがおそらく幼稚園〜小学校低学年の頃に図書館で出会い何度も借りて読んだ本なのですが、これを読んで魔女って何でもできてカッコいいな!と思い憧れるようになりました。
私は占い師(現在休業中)なのでコンセプトの職業も占い師でも良かったのですが、何となく占いだけを掲げる自分はちょっと違うとも思っていて。もっと総合的に人間と向き合いたいから魔女を選んだんですよね。ただ性格を分析したり未来を予測したりするだけでは物足りない欲張りガールなのです(笑)。
様々なものに詳しくて何でも自分で作れて、群れない魔女の生き方に憧れるキッカケをくれた大切な本です。今もAmazonで買えるようなので久しぶりにまた読みたくなりました。
・大草原の小さな家
聡明な女性に憧れるキッカケになった本です。そして筆者であり主人公であるローラ・インガルスのご両親はまさに魔女だなと(魔女の定義を調べると男性でも魔女というそうです)。
田舎での自給自足生活は私にはとうてい無理なのですが、開拓者魂にはとても憧れます。また、大寒波による長く厳しい冬を家族全員で乗り切った後の春が訪れた描写には感動が止まりません。そしてこの本の食べ物の描写がとても美味しそうなのですよね!豚の尻尾を焼いたものを姉妹で分け合って食べるシーンは今も鮮明に覚えてます。ジューシーそうで美味しいのだろうなぁ。
ローラ・インガルスの娘のローズが書いた自伝のような小説も大好きで、よく読んでいました。ローラの青春時代はガチの開拓時代ですがローズの時代はすっかり資本主義に染まっていて私たちの生活とも重なる部分が多く、恋愛観や成金に対する感情(笑)などものの見方にも影響を受けましたね。
・西の魔女が死んだ
ガールズにも大人気の本!これは私の人生におけるバイブルです。知ってる方が多いと思うので今回はあえて語りませんが西の魔女みたいなマダムになりたいものです。まだ読んだことない人にはぜひ読んでもらいたい本。
映画に関しては、私は子供の頃はほぼ映画やアニメを見させてもらえなかったので高校生〜大学生の頃に好きで何度も見ていたものになります。
・チャーリーとチョコレート工場
この映画から何かを学んだというわけではないのですがキッチュな世界観が大好きで。極彩色のサイケデリックな色なのにオートマティックというなかなか独特な工場内の雰囲気が私の心を惹きつけるんですよ。そしてウィリー・ウォンカの歪んだ人間性が大好きです(笑)。チャーリーのおかげで最後に◯◯を取り戻すウィリー・ウォンカに「よかったね」と言葉をかけたくなる映画。
・アメリ
これも何か学びがあったというよりは雰囲気が好きなのですが。
癖のある人間が好きなんだと気づかせてくれた映画なのかも。臆病なアメリが勇気を出して好きな人と結ばれるところも良いですし、途中で出てくる食べ物が美味しそうなところも好き!
あと、今回は話題に上がってなかったけれど私の血肉となったカルチャーとしては音楽が欠かせないので、影響を受けたアーティストも挙げておきます。というのも私は少し共感覚体質で音楽から色や質感を感じ取ることが多く、その雰囲気や配色をファッションに落とし込むことが割とよくあるからです。
・L'Arc~en~Ciel hydeとtetsu
hydeのふんわりとした性格に隠されている鋭いナイフのような物の見方が好きで憧れます。
また、現実的で常に真面目なteっちゃんには人格形成に影響を受けたと思います。hydeとはまた違った鋭さのある必殺仕事人的なところが好きなんですよね。
ラルクの音楽も基本的に極彩色でオートマティックなところが好きです。一方でモノクロっぽい曲もあって、それもかっこいい。
・矢井田瞳
初めて日本人アーティストで好きになったのがヤイコ。彼女の日記をまとめた本もよく読んでたなぁ。先述の「アメリ」を知ったのもヤイコのおかげです。いわゆるサブカル的なカルチャーはヤイコから教わりました。ヤイコの世界もカラフルで極彩色なんですよね。街のネオンとかが似合う感じ。
・Oasis
彼らの音楽は世界中で大人気ですが私がひときわ好きなのが、「Standing on the Shoulder of Giants」と「Heathen Chemistry」です。この2枚はジャンルでいうとサイケになると思うのですが、この重く陰鬱な雰囲気が10代の自分にぴったりハマってヘビロテしてました。今でこそ軽やかなKpopばかり聴いていますが若い頃はこのようなサウンドばかり聴いていたのでとても陰気でした(笑)。今もたまに聴くけどやっぱり大好きで、自分のコアはこちら側だと感じています。重力を感じるサウンドが好きです。
・ストレイテナー
日本人でサイケさも感じさせるサウンドをやっているアーティストも少なくないですが(ラルクもそういう曲多いし)、それにプラスしてストレイテナーがもつ独特のヒリヒリ感とキラキラ感は一生大好きなんです。特に「LINEAR」というアルバムは私好みのサイケサウンド。
コンポーザーでボーカリストのホリエアツシの、見た目が決して派手じゃないのに歌っているときの煌めきは唯一無二で、そういう輝き方をする人に憧れるんですよね〜。
青春を感じさせるような軽やかな曲でもストレイテナーは重みがかなりある音の構成になっていて、そこが好きです。
映画も音楽も重みのあるものと極彩色でサイケな世界が好きということに今回書き出してみて気づきました。
好みがバラバラに散らばってるように捉えていたのだけれど、意外と自分の中では共通点が見つかってよかったです。
近年影響を受けている作品たち
人間は24歳までによく聴いていた音楽は一生聴き続けるらしいという説を聞いたことがあるのですが、上記のアーティストたちは確かに今も大好きでカラオケで歌ったりもしてたなぁ(コロナ禍以降カラオケに行かなくなってしまったもので)。
とはいえ好みが変わったり、住む環境も変わったりして見る作品もかなりジャンルから変わってきたのでここ数年で影響を受けた作品もいくつか挙げておきますね。
・Fate Grand Order
ほかの奈須きのこ作品はほぼ未履修なのですが(Zeroだけダイジェスト版を見た)、FGOは鬱状態だった私に再び立ち上がる力をくれたゲームです。主人公の藤丸立香は私自身だと感じます。愚直すぎる、不器用すぎる姿に自分を重ね合わせて何度も泣きました。
私は嘘がつけなくて、言いたいことを飲み込んだり、遠回しな言い方でやんわり伝えるみたいなことが苦手です。どんなに偉い立場の人にでも間違ってることは間違ってると空気を読まずに言ってしまうため、昔勤めていた小さな会社の社長と大喧嘩して辞めたことがあります。
そんな自分は社会不適合者だとずっと思っていて、周囲に適応できないことが辛くてたまらなかったんです。やんわり伝える方法は沢山学んで知っているのにどうしてもできない。だから尊敬してる人や好きな人とも喧嘩して縁が切れてしまうことが多くて。
だけどそんな私と似ている愚直な藤丸立香が地球を救おうともがく姿に、私ももう一度頑張ってみようかなと思わされたんですよね。
ちなみにその後あきやさんと出会い、人をなるべく傷つけずに自分の言いたいことを言うコミュニケーションのやり方を学ばせてもらいました。あきやさんの話し方は本当に参考になります。感謝!
・PSYCHO-PASS
夫が何度も何度も見ていて人生観に影響を受けたと言っていたので私も見てみたら、とても深く考えさせられる作品でした。善と悪は反対の概念だけど、何を善と悪とするかはその人の立場による。当たり前だけど私たちが日々忘れがちなことを考えさせられるんですよね。
占いをするときにはできるだけ様々な角度からその結果を考えることが大切だと私は常に意識しているのですが、この作品のおかげでそう考えることができるようになったと思います。
ここ数年は鬱と発達性トラウマの影響であまり映画や本を摂取できておらず、ファッションに関してはKpopアイドルの衣装や空港ファッションからインプットしています(良くなってきたからガールズおすすめの作品もどんどん見ていきたいと計画中)。
特に2PMのジュノとTXTのメンバー達からファッションのヒントをもらうことが多いです。
私は過去に受けた性被害の影響で、できるだけボディラインの出ない服を着たい人なのでメンズファッションが参考になるのですよね。
https://www.instagram.com/p/CzVbIxrAKwM/?igsh=MTgzZXhhYWwyMG9jNQ==
もちろん女性アイドルだと大好きなミュウミュウのアンバサダーをしているウォニョンや、以前はミュウミュウ・現在はヴァレンティノのアンバサダーをしてる少女時代ユナの服装もとても好きです。ユナに関してはドラマでの衣装も参考にしています。ほんと可愛い。
https://www.instagram.com/p/DFczyqSBw5-/?igsh=MWQyeGJqbWpyM2gwaA==
また、若い頃は重厚感のあるサウンドが好きで服装も黒や紺を選ぶことが多かったのですが近年は軽やかな曲を好み、明るく淡い色の服を着ることが増えました。親元から離れたことで私を地上に繋ぎ止める鎖が切れ、どこにでも飛び立てるようになったような自由を感じているので。
あきやさんと竹村さんが挙げておられたマルジェラやマックイーンの映画はウォッチリストに入れてるし、ヨウジの本も読みたいですね。どれも心身の状態の良いときに摂取したいので永遠にリスト入りしたままですが。。
あきやさんの執筆について
話の順番が前後して申し訳ないのですが。
あきやさんが2冊の本を竹村さんのサポートのもと書き上げた話はとても面白かったです!
そもそも執筆の裏側についてここまで詳らかにお話を聞かせてもらう機会自体がとても貴重ですし。
私があきやさんのことを知ったのは1冊目の本が出てから3か月ほど経った頃だったので、すでに割と巨木となっておられたのですよね。その前のあきやさん、2冊目を書くにあたり悩み迷走するあきやさんのことをチラ見せしてもらえてすごく身近に感じられました。
また、竹村さんも知ったときにはすでに敏腕編集者としての地位を築いておられたので、30代にシャカリキに働いていた頃のエピソードなんかも聞かせてもらえて安心したといいますか。みんな同じように悩んでもがいて走ってるんだと知れて、私も頑張ろうって思えました。
みんなが正気じゃない下北沢の話もめちゃ面白かったです。
私がお話会を休止してるのは「このままのやり方じゃ体を壊してしまう」と気づき自分の心身を立て直そうと決意したからなのですが、あきやさんと竹村さんのお話を伺っているとやはり狂気を保ち続けるには体力や気力が必須だと実感しましたね。
狂気っていうとあれですが、何かに夢中になりそれに向かって走り続けることと考えると、心身の状態が健やかじゃないと難しいというのはわかりやすいかも。
あと、竹村さんが感情に優劣はないというお話をしてくださったのがとても嬉しくて。私も最近カウンセリングに通う中でそう感じていて、悲しみや怒りなどのネガティブ感情に寄り添う練習をしているためとても心強く感じたのです。
私は自問自答ファッションを通じて感じたことをこうして記事に書いていますが、過去の経験のせいでどうしても重く暗い話が多くなってしまい、読んでくれる人に申し訳ないと思うことが多かったのです。それで怖い人と思われるのも嫌だし(笑)。あと占いをしてるから、頭のおかしい人と思われるのも癪だし(笑)。
でもそれで私のことを怖いとか頭のおかしい人と思う人とは仲良くする必要もないから、これからも書き続けていいんだなって思えました。あきやさんと竹村さんのおかげです。ほんとにありがたい限りです。読み手の皆さんにはメンタルの調子が良いときに読むのをお勧めします(笑)。
というわけでお二人のお話から自分語りをさせてもらいました。今回はいつもの講演会とは場所も内容も違ったから、私の自問自答も少し違う角度から掘ることができ充実したものとなったような気がします!まだ見れてない人はぜひ上記のリンクから購入して見てくださいね!
下北沢散策
最後に、この日せっかく下北沢に行ったので食べたものや購入したもののレポも少し書いておきますので興味のある方はもう少しお付き合いくださいね。
15時頃に下北沢に到着したのでまずはボーナストラックさんに行ってみました。
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本屋B&Bに行くのは初めてだったのでとりあえず様子をうかがいに入店。そしたら置いてある本がどれも面白そうでワクワクしちゃいました。何時間でも過ごせそうだったけれど、とても人が多くめちゃ暑かったので悩みながらも1冊購入して退店。
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買ったのは気功の本です。昨年ぐうぜん気功の先生をしてる人とお話する機会があったり、ヨガのレッスンの中で少しだけ気功っぽいこともやった中で私は案外気功が得意かもしれないと感じていたので今年は勉強してみようと思っていたのです。この本はイラストが可愛くてとっつきやすく感じて購入にいたりました。季節に合わせたセルフケアで健康を目指したいと思います!
その後少し歩いてDESK LABOという文房具や雑貨のお店に行きました。ロルバーンとか北欧っぽい文具を多く置いているお店です。ここで一目惚れしたのが天然石のコースター!
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私のデスクには推しのアクスタや小さなぬいぐるみと共にパワーストーンが置いてあるのですが、直置きなのがずっと気になってて何かトレー的なものが欲しかったのです。これは天然のメノウに色付けしたものなので良さそうと思いまして。お値段もお手頃だったので即決でした。
(ちなみにパワーストーンは胡散臭い人から買いたくないので絶対に占い垢で出会った友人たちから購入してます。詐欺やボッタクリにあいたくないので)
その後古着屋さんや雑貨屋さんを巡り、待ちに待ったカレー屋さんタイム!
下北沢はカレーが有名な街なのでいくつか行きたいお店があったのです。今回は、講演会の前に早めに夕食を済ませたかったからこそ行ける行列店を選びました。目論見通り、17時頃だと並ばずに入れてよかったです!
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KALPASIというお店で、本店はLINE予約のみでハードルが高くて。下北沢店は予約いらないし、カウンターのみで一人でも入りやすく良かったです!
「最後全て混ぜて食べるのがおすすめです」と言われたからやってみたら旨味がマシマシになり美味しすぎました。次は3種盛りにしてみたいです。あとジェラートも人気らしいので次は絶対に食べる。
カレー屋さんで思ったほど時間がかからなくて暇になってしまったのでボーナストラックさんの近くのカフェでデカフェのラテも飲みました。
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窓が大きくて、夜の下北を見ながら飲むラテは美味しかったです。
1人で過ごす日曜日は本当に久しぶりでしたが心が豊かになるようなお買い物と食事ができ充実してました。
今後は定期的に1人で出かける時間を予定に入れようと思います。リモートワークの夫と毎日まいにち一緒に過ごしてるのは幸せなことだけど、たまには1人の時間もあっていいかなと感じたので。
夫が出張でいない夜に1人で居酒屋に行ったりはするのですが、昼間にノンアルコールで出かけるのはやはり良いものですね。
かなり長くなってしまったけど、盛りだくさんの1日だったことが伝わっていたら嬉しいです。