F1中団トップ、さらにその上を狙って! アルファタウリ、飛躍のために「ミスをしないことが大事」
アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストは、2021年シーズンのF1で中団争いのトップに立つという目標を達成するためには、ミスをしないことが重要になってくると考えている。
昨シーズン、アルファタウリはイタリアGPでピエール・ガスリーが優勝を果たすなど、力強いシーズンを送ったが、熾烈な中団争いの中でコンスタントにポイントを積み重ねることができず、コンストラクターズランキングでは7位に終わった。
トストは、チームとして2020年に残した好結果を嬉しく感じている一方、今シーズンはいかに悪い日をなくすかが鍵になると語った。
「2020年のスクーデリア・アルファタウリは中団のチームで、マクラーレンやルノー、レーシングポイントといった他のチームとうまく戦っていた。だが、今年の目標はこの中団のトップにコンスタントに立つこと、そしてさらに上を目指すことだ」
チームの新車AT02の発表に際し、トストはそうコメントした。
「そのためには信頼性に関する問題を回避し、全てのレースをポイント圏内で完走しなければならない。そのためには、ミスをしないようにする必要がある」
「我々のライバルは手強いので、トラックの内外でレースごとに自分たちの仕事に100%集中しないといけないんだ」
「忘れてはならないのは、我々は昨年(2台で)4回もリタイアしてしまったということだ。そのうち3回は信頼性の問題で、1回はピエールがアクシデントに巻き込まれてしまった。これで、4回も得点のチャンスを逃したことになる」
「まだまだやるべきことはあるが、チームは自分たちの仕事に集中して、新シーズンに向けて最高の準備をしている。ドライバーたちが競争力のあるマシンを手に入れることができれば、今年はさらに良いシーズンを過ごすことができると思うからだ」
ルーキーの角田をチームメイトに迎え、チームを引っ張る立場のガスリーもトストの考えに同意。シーズンを通して、より一貫性を持つことが重要だと話した。
「昨年は非常に良い仕事をしたと思う。自分の思い通りの走りができたし、エンジニアと素晴らしい関係を築くことができた」
「本当に満足しているけど、まだまだ改善や微調整の余地が残っている。1年を通して必要なのは、一貫性を保ってあらゆるチャンスで得点することだ」
「バーレーン(のプレシーズンテスト)でクルマの状態を見てみないと分からないけど、重要なのは一貫性とミスをしないことだよ」
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