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ようやく車に踏み間違い防止機能、車載を義務化へ
日本の国土交通省は、来年6月にも新たな省令の改正を行う見通しです。
これは、道路運送車両法に基づき、車に搭載される装置に関するもので、特に注目されるのは「踏み間違い防止機能」の装着義務化です。
国交省関係者の取材から明らかになったこの情報は、多くの車両運転者にとって大きな変化となります。
新車はすべて、アクセルとブレーキとの踏み間違いを防止するこの装置を備えることになるでしょう。
日本車が海外で高い安全性能として評価を受けている点を考慮に入れた上での措置とも考えられ、また、国連の「自動車基準の調和に関する世界フォーラム」にて日本が提案し、議論を主導した基準を反映するものです。
プログラマーとして考えると、こうした車載装置の義務化は、車両安全技術の進化だけでなく、製造プロセスにおけるソフトウェアの役割を一層重要なものにしています。
先進安全技術が盛り込まれた自動車では、センサーとアクチュエータを制御するための正確で信頼性の高いソフトウェアが必要不可欠です。
しかも、これらの機能は人々の安全に直結するため、プログラマーに求められる責任は非常に大きいと言えます。
また、ソフトウェアのアップデートによる機能改善やバグ修正が、運転者に安全かつスムーズなドライビング体験を提供する要素となり、車はまるで動くスマートデバイスのような存在になっていくことでしょう。
このような技術革新は喜ばしい一方で、車載ソフトウェアの複雑性が増すに伴い、セキュリティリスクが高まることも懸念されます。
ハッキングによる制御システムへの不正アクセス可能性など、プログラマーにはセキュリティ対策の更なる強化が求められます。
この点、踏み間違い防止装置の義務化に限らず、将来の自動車製造には、ソフトウェア開発の観点からも多くの課題が投げかけられていると言えるでしょう。
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