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ザ・ダークパターン Uberは割引サービスを使うとその分だけ請求額をつり上げる?
ある日、ニュースブログ「View From The Wing」のライター、ゲイリー・レフ氏はUberのサービスに関する興味深い現象を発見しました。
彼は、American Expressのプラチナカードを持っているため、毎月15ドル分のUberキャッシュを受け取っています。
しかし、そのクレジットを使うと、通常の運賃よりも高く見積もられることに気付きました。
彼の読者であるチャールズ氏も同様の経験をしたとのことです。
チャールズ氏はコストコで購入した2%割引のギフトカードをUberで使用しましたが、利用するたびに運賃が上がっているようでした。
同じ時間帯にLyftを使うと、運賃は明らかに安かったのです。
このような料金の割増は地域によって異なるかもしれませんが、ユーザーにとって非常に不透明な部分があります。
レフ氏の推論では、Uberが特定のユーザーグループを対象にしたテストを行っている可能性があるとのことです。
考えてみると、Uberは2017年に新しいCEOを迎えましたが、それ以来、ドライバーの稼ぎは減り、ユーザーの支払う料金は上がる一方です。
「サージ・プライシング」という制度によって明示的に料金が変わることもありますが、この件はそうした事例とは異なるように思えます。
プログラマーとしてこの状況を見ると、ユーザー体験を大切にするのはもちろん、アルゴリズムの透明性がいかに重要かに改めて気付かされます。
ユーザーからの信頼を築くには、どういう仕組みで料金が決まるのかをはっきりと示す必要があります。
そして、データ分析だけでなく、その結果をどう従業員やユーザーにフィードバックし、改善に繋げるのかが問われているのです。
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