ボトム・オブ・ザ・ピラミッドってなに?
インドのタタ財閥が超低価格な自動車として売り出したナノのことはご存知でしょうか。この話題はあちこちのマスコミで取り上げられたので、仮に自動車に興味がなくても、聞いたことがあるという人も多いと思います。
ナノは不要な機能を一切取り払い、その価格は20万円(実際には11万ルピーで21万円)、という破格値です。ネット上に多数掲載されている写真をみる上では、「安かろう悪かろう」という印象はあまり受けません。
むしろ、「一度乗ってみたい」「日本市場でも十分通用するのでは」という感じを受けます。
本記事では、このナノに関連した話をしたいと思います。とはいえ、自動車に関する話題ではありません。ボトム・オブ・ザ・ピラミッドというビジネス戦略についての話です。
ボトム・オブ・ザ・ピラミッドは貧困層を意味する
ボトム・オブ・ザ・ピラミッド(Bottom of the Pyramid、略称BOP)とは、文字通りピラミッドの底辺を指します。このピラミッドが世界だと考えてください。世界の底辺にいる人々、つまりボトム・オブ・ザ・ピラミッドは貧困層のことを指します。
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