海潮音_燕の歌
明日の風
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やよひついたち、はつつばめ、
海のあなたの静けき国の
たよりもてきぬ、うれしきふみを。
春のはつ花、にほひをとむる。
あゝ、よろこびのつばくらめ。
黒と白とのそめわけじまは
春の心のまいすがた。
やよい来にけり、きさらぎは
風もろともに、けふ去りぬ。
りすのけごろも脱ぎすてて、
りんずはぶたへいまように、
春のかわせをかちわたり、
しなだるゝえだの森わけて、
まいひつ、うたひつ、あしばやの
れんぼの人ぞむれ遊ぶ。
岡につむ花、すみれぐさ、
草は香りぬ、君ゆえに、
すあしの春の君ゆえに。
けふはのやまも
にひづまの姿に通ひ、
わだつみの波は輝くあこやだま。
あれ、やぶかげのくろつぐみ、
あれ、なかそらにあげひばり。
つれなき風は吹きすぎて、
ふるすくはへて 飛び去りぬ。
あゝ、南国のぬれつばめ、
をばはやばねよ、鳴くねはつるを
春のひくおと春の手の。
あゝ、よろこびのうまどりよ、
黒と白とのすいかんに、
舞の足どり教へよと、
しばし招がむ、つばくらめ。
たぐひもあらぬれいじんの
イソルダひめの物語、
かざりえがけるこのとのに
しばしはあれよ、つばくらめ。
かづけのはなわ ここにあり、
ひとやにはあらぬはなかごを
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。
飛び去りぬ。
あゝ、南国のぬれつばめ、
をばはやばねよ、鳴くねはつるを
春のひくおと春の手の。
あゝ、よろこびのうまどりよ、
黒と白とのすいかんに、
舞の足どり教へよと、
しばし招がむ、つばくらめ。
たぐひもあらぬれいじんの
イソルダひめの物語、
かざりえがけるこのとのに
しばしはあれよ、つばくらめ。
かづけのはなわ ここにあり、
ひとやにはあらぬはなかごを
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。
海のあなたの静けき国の
たよりもてきぬ、うれしきふみを。
春のはつ花、にほひをとむる。
あゝ、よろこびのつばくらめ。
黒と白とのそめわけじまは
春の心のまいすがた。
やよい来にけり、きさらぎは
風もろともに、けふ去りぬ。
りすのけごろも脱ぎすてて、
りんずはぶたへいまように、
春のかわせをかちわたり、
しなだるゝえだの森わけて、
まいひつ、うたひつ、あしばやの
れんぼの人ぞむれ遊ぶ。
岡につむ花、すみれぐさ、
草は香りぬ、君ゆえに、
すあしの春の君ゆえに。
けふはのやまも
にひづまの姿に通ひ、
わだつみの波は輝くあこやだま。
あれ、やぶかげのくろつぐみ、
あれ、なかそらにあげひばり。
つれなき風は吹きすぎて、
ふるすくはへて 飛び去りぬ。
あゝ、南国のぬれつばめ、
をばはやばねよ、鳴くねはつるを
春のひくおと春の手の。
あゝ、よろこびのうまどりよ、
黒と白とのすいかんに、
舞の足どり教へよと、
しばし招がむ、つばくらめ。
たぐひもあらぬれいじんの
イソルダひめの物語、
かざりえがけるこのとのに
しばしはあれよ、つばくらめ。
かづけのはなわ ここにあり、
ひとやにはあらぬはなかごを
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。
飛び去りぬ。
あゝ、南国のぬれつばめ、
をばはやばねよ、鳴くねはつるを
春のひくおと春の手の。
あゝ、よろこびのうまどりよ、
黒と白とのすいかんに、
舞の足どり教へよと、
しばし招がむ、つばくらめ。
たぐひもあらぬれいじんの
イソルダひめの物語、
かざりえがけるこのとのに
しばしはあれよ、つばくらめ。
かづけのはなわ ここにあり、
ひとやにはあらぬはなかごを
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。
たまふあえかのひめぎみは、
フランチェスカの前ならで、
まことは「春」のめがみおほがみ。