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2024.5.5「DEVI BATTLE~デビバト~Vol.12 明日の叙景 × DEVILOOF」Report【布】

明日の叙景、ボーカルの布です。
友達ができたのでレポートを書きたいと思います。


ライブレポート

楽屋にて

今回は「DEVI BATTLE~デビバト~Vol.12 明日の叙景 × DEVILOOF」に出演します。
会場は町田CLASSIX。今年で6周年というフレッシュな会場です。
動線が分かりやすい作りをしており、音響もよかったですね。

互いにリハを終わらせた後、楽屋で顔合わせがてら話しているときの会話↓

デビ「仲いいバンドいます?」
叙景「いや、いませんね」
デビ「うちらも友達いないバンドなんで。これネタでいじってもいいですか?」
叙景「いいですよ」

ということで、今回は友達少ないバンド同士の対バンということが分かり、一気に安心感がマシマシに。
DEVILOOFはV系か否かについて、DEVILOOFベースの太輝さんから丁寧で分かりやすい解説もいただけました。
そして、その横ではDEVILOOFドラムの幹太さんと齊藤(Drs)がドラム談義に花を咲かせており、齊藤の目に心なしかハイライトが足されているように見えたのも気のせいではないでしょう。
ドラマーが一番盛り上がるのはドラムの話題。尊い。

Photo by Emily Inoue
Photo by Emily Inoue

今回、明日の叙景のセットリストはこちらになります。
Spotifyにプレイリストとしてまとめておりますので、是非チェックしてみてください!

Setlist
1. (入場SE) A Flower Is Not A Flower(坂本龍一)
2. 土踏まず
3. コバルトの降る街で ※音源なし 
MC
4. 歌姫とそこにあれ
5. 青い果実
6. 忘却過ぎし
7. 幕間SE ※音源なし
8. 私はもう祈らない
MC
9. 子守唄は潮騒
10. 遠雷と君
11. キメラ

Photo by Emily Inoue
Photo by Emily Inoue
Photo by Emily Inoue

DEVILOOF

さてDEVILOOFのライブを観るのは通算何回目でしょうか。
先日別の会場で観たときよりも音がすっきりとしており、シャリっとした歪みが心地よかったですね。
DEVILOOFツインギターRayさんと愛朔さんの佇まいがとても美しい……。
FF5以前にも、FF6以降にも出られるビジュアルをしている。

そして、ボーカルの桂佑さんのシャウトはこれまでいろんな動画で研究してきたのですが、今日も圧倒的なパワーを誇っておりました。
中低音域の細やかな音の粒立ちと、シャウトからクリーンへの移行のスムーズさは流石としか言えません。
ボーカロイドに歌わせることを前提としたかのような、えぐいボーカルラインには「どこでブレスしているんだ?」と驚くこともしばしば。
超一流ボーカルのパフォーマンスをこれだけ間近に感じ取れるのは本当にありがたいものです。

フロアの真ん中にある柱を中心にヘッズたちがグルグル回るのを見て「そういえば同じような柱がある渋谷eggmanではサークルモッシュ見たことないなぁ」とぼんやり思いました。

デビバトの歴史

今回で12回を迎えた歴史とブランドのあるイベントなのですが、JILUKAやDEXCOREのような、いかにもといったバンドからアイリフドーパやそこに鳴るなど、少し意外なバンドとも対バンしておりますね。
ただ、よく観察するとそれぞれのバンドとDEVILOOFとの間には確かな親和性があり、互いのファンが楽しめるラインナップになっているなと感じました。
これもDEVILOOFには、エクストリームミュージックの追求に加えてポップカルチャーとエンターテイメントへの確かな洞察があるからこそだと思います。
自分たちと近い範囲に絞らず、挑戦的な選択をしながらも、しっかりと音楽を通じた縁が広がってゆくことを狙っていて脱帽です。

そして、そんな次回のデビバトはこちら!

デビバト Vol.13

↓↓↓ラインナップ↓↓↓

DEVILOOF
AMИESIA
DIVINITIST
PARAMENA
SBE

これまたDEVILOOFとの相性もよく、互いに通ずる点と異なる点が絶妙な共演だと思います。
キャラクター性もバラエティに富んでおり、長丁場のライブでも飽きそうにありません。
AMИESIAは大阪、DIVINITISTは新潟、PARAMENAは東京、SBEは岩手と、出身が異なるバンドが集まっているのも何かの縁でしょうかね。
影響力を獲得したバンドが、これから影響力を獲得していくバンドと共演することはシーン全体の活性化+新たな音楽との出会いをリスナーに提案する上で必要不可欠だと思います。

会場は大阪ですが、是非みなさんチェックしてみてください!

チケットはこちら↓

友達ができたのでオタトークをしよう

打ち上げでは桂佑さんとスラミングデスメタルの話をしたのですが、Infernal Revulsionという単語を十年ぶりくらいに発したような気がします。

もっと桂佑さんの理論を聞きたかったのですが、僕がざっくりした話をしすぎて時間切れという感じでした。無念。

幹太さんもこう言ってますし、五等分の花嫁の話でも書きましょうか。

愛朔さんのポーズ

愛朔さんの小指を口角にひっかけるポーズは、僕もライブ中に歌詞で「微笑」や「笑う」といった単語が出る際によくやるのですが(最前の人でも見えるかどうか怪しい情報……)僕の場合はこのポーズに明確なリファレンスがあります。
それがこちら↓↓↓

(五等分の花嫁のネタバレ要素がありますので注意!!)


五等分の花嫁 10巻表紙

漫画の表紙で五本の指に入るくらい好きな表紙です。折れた左薬指という表現が憎い。
いろんな解釈ができて、主に「感情を押し殺して無理矢理笑っている」「主人公が自分に振り向かないように、遠ざけようとしている」という解釈が一般的でしょうか。
自分を不幸にして、周りを幸せにしようとするピエロの歪んだあり方に似た要素がありますね。個人的に「楽しくもないのに笑っている」「暗い感情を秘めた上で陽気にふるまう」という表現は大好物です。
表情と内面が一致しないという手法は歌詞にもあって、ポジティブな言葉に皮肉を込めることも可能ですし、ネガティブな言葉を並べても希望ある内容にすることもできます。
「臨界」「キメラ」「甘き渦の微笑」「遠雷と君」の歌詞の素直さと比べると「歌姫とそこにあれ」と「美しい名前」は随分と性格の悪い歌詞だなぁ、と思ったりもします(ニチャア)

……これ、別に五等分の花嫁の話じゃないですね。
あっ、一番好きなのは二乃です。

しかし、愛朔さんに「アー写のポーズは四葉に影響を受けていますか?」とは聞けなかったなぁ……。

ズッ友

次回予告

これまで以上にナードな文章になってしまい反省。

さて、次回はみなさんお待ちかね、noteにギター等力が登場!
すでに記事を一本お蔵入りさせた彼がどのような記事を公開するのか、乞うご期待!!
(関さんもいつか登場してくれ……)

ライブ情報

6/16(日)明日の叙景 presents『Dialogue vol.1』
吉祥寺CLUB SEATA

Dialogue vol.1

7/6(土)くゆる presents「SHIV」
新代田FEVER

SHIV

公演詳細
https://t.livepocket.jp/e/kuyuru_shiv


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