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「ビジョントレーニング」
こんにちは😃理学療法士の吉野です。
放デイアスノバで働き始めて、約半年。
室内で過ごしている時、すれ違う際にぶつかる子どもの多さに驚きました「痛い!ぶつかんないでよね!」と揉めていることも多々ありました。
どうして、そんなに人とぶつかるのだろう?
そこで、子どもたちの「目」に注目しました。
数人に、「追従性眼球運動」と「跳飛性眼球運動」の検査をしたところ、眼球だけを動かすことができず、必ず首を回転させながら、動く対象物を見ることしかできませんでした。
「あっ、これか・・・。」と心のモヤモヤが解消しました。
それから手に取った本が、 「発達障害の子どもを伸ばす ビジョントレーニング」です。
視機能とは、 「目で対象物を正確に捉え、正しい身体の動きに繋げる力」のこと。
アスノバの子どもたちの中には、視機能の一番初めの段階である、 「目で対象物を正確に捉える」 ことに難しさを感じている子供が結構多いです。 眼球の動きそのものに不都合が生じているという事です。
でも、大丈夫です。眼を動かすのも「筋肉」
「筋肉は裏切りません。鍛えた分だけ結果がでます。」
そして、実践!と本の教材を参考に、子供たちの目を評価!!
黒目の位置が上下違う位置にあったり、 左の黒目だけ内側に寄っていたり、 とにかく、十人十色で「目のクセ」がありました。
そして、簡単な図形模写のトレーニングでは、 何度書いても正しく写せないなんてこともあります。
下の図形を見ながら同じように書いてもらうと・・・
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74363949/picture_pc_c9574482437e77f701ddc393bd13d830.jpg?width=1200)
何回書いても、違う形になってしまいます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74363856/picture_pc_ae80060e72f85090cece6159c96e5203.jpg?width=1200)
このような状態のまま、勉強を進めると何が起こるか。
ひらがなや数字が覚えられたとしても、画数の多い漢字は書けない、複雑な図形の問題は解けない・・・となりますよね。
子どものサインを「見逃さずに、支援する」 放デイで働く私たちの役目かなと思います。
まだ、学校教育では一般化されていない「ビジョントレーニング」
必須科目に「ビジョントレーニング」が入ることを願い。
目の前の子供達一人一人の「困りごと」の原因を見つけ出し、 解決していきたいと思います。
アスノバには「視機能」についての本が揃っています。
貸し出しも可能ですよ。 興味をお持ちの方は、アスノバスタッフに気軽にお声がけください。
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