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ラジオ波焼灼療法で乳がん手術をしました

乳がん手術を終えて2週間が経った。まだワキのまわりがジンジン痛むのに、今週から放射線治療が始まる。タモキシフェンでのホルモン治療もスタートした。これから副作用でボロボロになっちゃうかも…という手術後の第二の恐怖の入り口にいるタイミングで、noteを始めてみることにした。

というわけで、はじめまして。私は横浜在住の52歳。
2024年11月18日、ラジオ波焼灼療法にて手術をしました。

ラジオ波焼灼療法とは、腫瘍に電極を刺し、480kHz程度の電流を流して熱で腫瘍を壊死させるという手術。前年2023年12月に保険適用されたばかりの“切らない”乳がんの治療法です。横浜の大きな総合病院で手術を受けましたが、私が初めてのラジオ波治療患者だったそうです!病棟の看護師さんも「珍しい手術法」と言ってたっけ。

でも、これからはラジオ波を検討される初期乳がんの患者さんは増えてくるはず。乳がんサバイバーの方の発信はたくさんあるものの、ラジオ波体験者の発信が全然みつけられなくて情報収集に困ったから、この備忘録がちょっとでもお役に立てたらいいなと思ってます。

いま初期乳がんと書いたけれど、初期の中でも、ラジオ波治療を受けられる条件はとても限られています。私はぎりぎりこの条件に入りました。

病院の資料によれば、条件はこのとおり。
・初発の乳がんであること
・すべての画像検査で腫瘍の大きさが1.5cm以下と診断されていること
・腫瘍が片側乳房の1か所しかないこと
・マンモグラフィーで広範囲の石灰化がないこと
・腋窩(わきの下)リンパ節にがんの転移を疑う所見がないこと
・膠原病など放射線治療を受けることができないような持病がないこと

私の腫瘍は左側乳房上部に一箇所のみ。大きさは1.4cm。1ミリ超えたらアウトだった。
でもすぐにラジオ波にとびついたわけではありません。ラジオ波にはデメリットもいろいろ。乳房を傷つけないことに特にこだわりのなかった私は、このデメリットがめちゃくちゃ気になり、従来の部分切除の手術にすべきか、すごく迷いました。結局なんでラジオ波にしたのか、まあ運命だったというか導かれちゃったんですが、そのあたりのこと、また次回以降書いてみます。

とりあえず、ひとまず、手術は無事成功したので、友人たちよ、私は大丈夫です!