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【乳がん 治療の記録】#04 しこりの自覚からラジオ波選択まで その1

ちょっと最初にさかのぼって、しこりを自覚してからラジオ波治療を選択するまでのこと書いておきます。

しこりの発見

今年の夏は暑すぎて、更年期障害のホットフラッシュに悩まされました。
しこりを自覚したのは、そんな真夏の8月の半ば。
汗だくになって目覚めた朝、汗疹になった胸元をかいてたら、硬いふくらみに気づいたのです。

蚊にさされたにしては硬いし赤くもない。
そういえば、1年前の健診で乳房にしこりがあると言われてたような...。

診断結果を引っ張り出してくると、ちゃんと書いてあった。

「左乳房内側上部 乳房腫瘤 要精密検査」

やばい、これ、去年の9月の診断結果じゃん!

当時、しこりは自覚できませんでした。
それに、右の乳房には以前から繊維種があったので、同じものができたんだろうぐらいにしか思わず、それより、子宮頸がんの検査結果がよくなかったことに気をとられ、すっかり忘れていたのです。

あわてて横浜のレディースクリニックを予約。
診察初日に撮ったエコー画像からして不穏で、しこりに血流がある。
後日、針生検の結果「浸潤性乳管がん」と診断が下ったのでした。

先生が書いてくれたイラスト。「浸潤」とはがんが乳管の外の間質まで広がっているという意味。

若い女性の先生が、検査の結果を静かに説明してくれる。

ER:90% P&G:80%
HER2:1+
Ki67:2%

女性ホルモンによって増殖するタイプのがんで、
増殖のスピードは早くなくて、
腫瘍は9mm(のちのMRI検査で14mmと判明)、
小さいですね、初期の乳がんです。
紹介状書きますが、どこの病院にされますか?

????!!!!

ハテナがいっぱい、何をどう聞けばいいのかもわからない。
病院もどうしよう?

とにかく病気についても病院も調べてからじゃないと。
紹介状は後日受け取ることにして、帰宅後、一晩中、乳がんについて調べまくりました。
※クリニックから教えてもらった「BC Tube」の動画サイトがわかりやすかっです。

そして知った自分に必要な治療。

1、乳房を部分切除すること
2、センチネルリンパ節生検でワキを切ること
3、術後に放射線治療で病院に一ヶ月近く平日毎日通うこと
4、女性ホルモンを抑えるための薬を少なくとも5年は飲み続けること

呆然。
自分は乳がんでもかなり軽い方であることがわかり安堵はしたものの、一夜にして別世界に入ってしまったようでした。