私がキャバ嬢になったワケ。すべては夜逃げから始まった
「どうして夜働いてるの?」
キャバクラで働いていると1日1回は必ず聞かれる質問です。
キャバ嬢入試があれば赤本に頻出問題として掲載されるでしょう。
ちなみに働き出して間もないころ、どうしてわざわざ聞いてくるのか疑問だったので、率直に「そんなこと聞いてどうするんですか?」と聞き返し、あまたのお客様を怒らせておりました。
その節は大変申し訳ございませんでした。
最初の質問に戻りまして、どうして私が夜働くようになったのか。
それこそ私の人生の大きなターニングポイントだったと思います。
数年前の初夏のこと。
新卒で入社してからずっと働いていた会社の社長が夜逃げしました。
今でこそ「やりがい搾取」という言葉が一般的になりましたが、当時はそんな言葉もなく、いわゆる「社畜」として「この仕事をしていると自分自身の成長に繋がるし社会に貢献できる」という夢を信じ込みがむしゃらに働いていた私にとって、まさに青天の霹靂。
ちなみに夜逃げと知らず、事務所を移転するから、と言われ引っ越し業者を依頼し、荷物を梱包したのは何を隠そうこの私です。
すべての作業が終わった次の日、会社に出社しようとすると社長から1本のLINEが。
「諸事情により、夜逃げします。会社に近付くと危ない人がいるかもしれないから近付かないでね」
なんて?
何度読み返しても、書いてあること以上の情報はわかりませんでした。
どういうことでしょうかと送ったLINEも未読のまま。
つまり、今日の出社はなしになったこと、それどころか今日以降永遠に出社すべき「会社」がなくなったことを理解するまでにそう時間はかかりませんでした。
実家なし、貯金なし、彼氏なし。
間近に迫る様々な支払い日。
頼れるものが何もない私に手を差し伸べてくれたのが、夜の街でした。
数少ない知人に相談したところ、その人のツテで、新規オープンのキャバクラ店のオープニングの体験入店に誘われ、未知なる世界に一歩足を踏み出す決意をしたのです。
忘れもしない20XX年、6月某日、体験入店の日。
日頃ミニッツメイドの70円の紙パックジュースを買おうかどうか悩んでいた私には信じられない世界が広がっていました。
緊張のあまり待機席で地蔵状態だった私に店長が
「自分が本気で楽しんだら、お客様も楽しんでくださるんだよ」
と声をかけてくれ、自分より一回り以上年下の女の子たちが、華やかに美しく堂々と、そして楽しそうにお仕事をしている姿を見て、仕事は歯を食いしばってするもの、我慢して理不尽に耐えてこそお給料がいただけるもの、と思い込んでいた私の目から鱗が1万枚落ちました。
楽しくていいんだ!仕事って。
楽しんでもいんだ!仕事って。
このとき、私は初めて自分を押し殺して我慢することでお給料を頂けるのだと思い込んでいた自分に気付くことができました。
そして、その呪縛から解き放たれたのです。
この日をきっかけに、その店に本入店し、紆余曲折あって今に至ります。
あの時、「仕事を楽しむ」という価値観を得られなかったら、今の私はいなかったと思います。
「どうして夜働いてるの?」
そう聞かれたら今はこう返しています。
「あなたの楽しんでる姿が見たいから」
最後に。
私は、社長の夜逃げによる失職という辛い経験をしました。
他にも業務委託契約を突然切られ「明日から来なくていいよ」と言われたこともあります。
ですから、社会で働くあなたの辛さ、大変さ、少しは理解できると思います。
会社での人間関係が辛いとき、仕事がうまくいかなくて苦しいとき、誰かに話すことで、ふっと心が軽くなることってあると思います。
あなたの胸の内を少しだけ教えていただけませんか。
どんなお話でも構いません。私で良ければ、しっかりお聞きしますので、ぜひオンラインキャバクラMUSEにて、お気軽に指名して下さいね。