IT〜それが見えたら、終わり〜
スティーブンキングのIT、2017年制作のと2019年制作のを初めて見た。
私、原作読んでないんだけど、、、この映画、両方とも素晴らしい!
怖いを通り越してピエロ・ペニーワイズの演技が凄すぎる‼️
一番印象的なのは、物語始めにビルの弟が排水溝でペニーワイズと会い、話すシーン。
ここが何気に怖い。道打つ激しい雨、兄が作ってくれた船をどうしてもなくしたくない弟。全ての始まりのシーンだ。
主人公のビルは弟が雨の日に行方不明になってから、ずっとそのことを考えてきた。
27年周期で起こるデリーの禍々しい幼児失踪事件。
ビルは、ルーザーズの親友たちと事件に踏み込んで行く。一見はぐれものばかりの仲間たちだが、実はみんな勇敢で純粋。
皆がそれぞれのトラウマと闘いながら、最後には団結してピエロ・ペニーワイズに立ち向かう姿が素晴らしい。
2ndでは、27年後に再びデリーをじわじわ襲う禍々しい事件に、大人になったあのときのメンバーが再び呼び寄せられる。
始めのうち、すっかり薄れた記憶と、もう二度とあんな怖い目は御免だと逃げ腰だった仲間達も、次第に決意を固めあの館に挑む。
ただ…、2ndシーズンでも全員に生き延びて欲しかった。
だけどキングがそんな甘く終わらせるはずない。
2ndでは骨董品屋の店主に、スティーブンキング自身が出演していて、味のある役だった!キングがこんなにハッキリ映画に出てるのを見たのは初めてだったので、とても嬉しかった😆
ラストに友人からの手紙がナレーションで流れるのが、物悲しくも美しい。
そう、この感じ。
スタンド・バイ・ミーやドリームキャッチャーでも少年時代の無邪気な日々、草や水の匂い、太陽を傍受していたあの頃を切なく切なく切り取って、、、セピアに変わってゆく、あの感覚。
やっぱりキングの作品はいい。
1990年に制作されたITは見ていない。
アマプラでは有料だったので、いつか借りて見たいと思っている。