ワッタバーガーの日々
画像は借り物なんだけど。
もう20年以上前の私のテキサスの日々だ。
テキサスに来て数年。
なんとかドライバーズライセンスを取り、始めは顔が痒くてもハンドルから手を離せなかった私が、その頃はワッタバーガーでバーガーを買い、袋を助手席に置いて、信号待ちで止まった時はアツアツのポテトに手を伸ばし、コーラを啜るくらいの余裕になっていた。
クーラーがいまいち効かない車内(後にクーラー部分に故障があったのが判明💧)、窓を全開にしてでかい音楽をかけて、ラッパーみたいにしてみる。
なかなか気分がいい。
ワッタバーガーの店は、ダウンタウンから真っ直ぐ南下した町のかなり南の、ブロードウェイ沿いにあった。
私の家は更に南。
ワッタバーガーからto goでバーガーを買った後は、左折するから三車線を渡る。
それもたいしたことじゃない。
信号待ちが待ち遠しい。
揚げたてのポテトはめちゃうまい。
指を油だらけにしながら食う。ごっそり取ってきたナプキンでぬぐいながらハンドルを握る。
コークに限らず炭酸が旨いのは、湿度が低いのと塩気のせいだ。
甘い炭酸飲料はジャンクフードに良く合う。
私は飽きるほどバーガーとピザを食べたが、太らなかった。
やがてカンバーランド・ロードの分岐に行き着いた。
左折して長閑な道に入る。
ここまで来るともう家だ
道の両側にはオイルダラーで儲けた、前庭に広い芝生を持つ豪邸がぽつぽつ。
緩やかなカーヴをのんびり運転する。
あれは。
最高のドライブだった
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