先生がどうして足りないのか
<自己紹介>
14年間公立高校の体育教師をしたのちNPO法人を立ち上げて、今は教育事業に取り組んでいます。元アスリートで日本チャンピオンにもなりました
【先生がらどうして足りないのか】
東京だけじゃないですよ!
私が実際勤めていた時も
教員が足りないことは
はっきり言って「日常茶飯事」でした。
そもそも教員は最初から”少し足りないくらい”に数が設定されていると私は思っています。
教員数は生徒数に準じて決められています。
そして今は少子化、子どもの数が減ることを見越してこれから採用数を増やすことは絶対ない。
例えば、生徒数35人に対して教員は1人とすると決まっていたとして
今年度入学する生徒が75人だったとしたら、、、教員の数はどうなるか?
1人の教員あたりに対して生徒数が多いから、
教員を3人採用する、
ということはありません。
人1人雇って0.2人分くらいの仕事をしてもらうのはコスパが悪すぎますよね。
そうすると2.2人分くらいの仕事量を2人の教員で負担することになってしまうので、そういった微妙な「足りない」は「講師」という時間給の先生アルバイトでまかなうことができるようになっています。
つまり最初から正規の教員は少し足りないに設定しておいて、1人分とまではいかない、ちょっと足りない分だけバイトでまななう、という仕組みになっています。
ただ学校によっては産休や育休で年度途中でお休みに入る先生もいるし、
そもそも「講師」の先生は時間給なので、担当する授業の時間しか学校にいません。
何かトラブルが起きても、講師の先生を頼るわけにはいかない。
もし途中で、やっぱり1人分の働きができる人が必要になっても
年度の中途半端な時期に、急にフルタイムで働ける教員免許を持った先生の資質がある人が見つかるわけがない。
しかもしかも100歩譲って、産休や育休は何ヶ月前から分かっているんだから4月から足りなくなる分を最初から雇っておけばいいじゃん
ということもできない。
産休代替の予算は、産休が始まってからしかつかないので、事前に雇う財源はない。
ちょっと足りない分の予算しかないわけだから。
足りないよね。
教員数を
机上で「数字」で考えているから、起きることだと思います。
0.2人分足りないってなに笑
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