見出し画像

陽気な姉とイケナイ関係《4》

〇 : なんだよ…毎日電話してくんな笑

" 美月 "

美 : 恋人同士なんだから毎日電話なんて当たり前でしょ!

〇 : 何も抵抗無くなったな笑

美 : あるわけないでしょ
てか、引っ越しの準備進んでるんでしょうね?

〇 : 土日に進めてるわ

美 : なら、よろしい
あ、後さ〜荷物なるべく減らして来てねー

〇 : はいはい

美 : 来週の土曜日午前中で仕事終わるから迎えに来てね〜家行くから笑

〇 : 引っ越しの事してて何もないぞ

美 : 手伝ってあげるって言ってんのー

〇 : はいはい、わかりましたよ笑

美 : そういう事だからよろしくね〜

〇 : はいよ

ブチッ

〇 : 相変わらずだな笑

毎度ながら美月に振り回される〇〇だった

一方美月は…

美 : 電話素っ気な〜…つまんない!

〇〇の受け答えの適当さに物足りなさを感じる美月だった

その日から毎日美月からの電話が続いた



そして、約束の土曜日…

〇 : こんなとこで待ってて大丈夫かよ笑

〇〇が呼び出されたのは乃木坂の事務所近く

? : 相変わらず目立つ車

〇 : っ…うるせーさっさと乗れ笑

" 美月 "

美 : 言われなくても乗るし〜

〇 : 一回家帰んなくていいの?

美 : 着替えとか持って来てる

〇 : 準備良すぎだろ笑

美 : 泊まるんだから当たり前でしょ

〇 : え、泊まんの?

美 : 明日仕事お昼からだし

〇 : そういう事ね…笑

美 : とりあえず帰ったらまず説教ね

〇 : え、なんの?

美 : それは帰ってから話す

〇 : はい…笑
(何か怒ってんのか…?

全く心当たりのない〇〇だった



美 : おぉ〜だいぶ片付いてるね

〇 : まぁーね

美 : ソファーとかベッド、テレビとかデカいの売ってから来てよ

〇 : わかってるよ笑

美 : こんなデカいのうちに入らないからね

〇 : 嘘つけ…嫌味かよ笑

美 : バレた?笑

〇 : お茶入れてくるからソファー座ってて

美 : うん

〇 : これお茶な

美 : ありがとう
〇〇はさ〜本当に私と同棲していいの?

〇 : 今更なんだよ笑

美 : 勢いとかで言っちゃったしさ…良かったのかなって思って

〇 : 別にいいよ
いい家に住めるし笑

美 : そ、そっか…

〇 : …なんか美月らしくないな
なんかあったの?

美 : いや…別に、、ワガママだし嫌われないかなって思っちゃう

〇 : ははっ…ワガママとか今に始まった事でもないだろ笑

美 : でも…

〇 : 気にすんな
俺も行ってもいいなと思ったからやってるし笑

美 : なら、良かった…

〇 : 話したかった事ってこれ?笑

美 : あっ、、違う!!

〇 : 違うんかい笑

美 : ねぇ、〇〇!

〇 : なに…怒ってんの?

美 : 怒ってる

〇 : なんでしょうか…
(切り替え凄いな笑

美 : 電話素っ気なすぎるから嫌だ!
彼女との電話なんだから楽しそうにして!

〇 : …それ?笑

美 : 超重要だからね!
返事も適当だし、電話終わりに大好きとか愛してるとか言ってよ!

〇 : あぁ…はい、、次から気をつけます笑
(ワガママというより愛重いな〜笑

ギュッ

〇〇はソファに座る美月を後ろから抱きしめ…

〇 : 美月愛してる…電話より生の方がいいだろ?

美 : っ…う、うん///

〇 : 美月大好きだから心配すんな

美 : っ…カッコいい

チュッ

〇 : ありがとう
(チョロすぎだろ笑

美 : …///

美月は完全に〇〇の虜になり、意外と簡単に〇〇の作戦にハマる美月だった



美 : ねぇーー〇〇髪乾かしてー!

〇 : 俺も風呂入りたいんだから自分でしろや

美 : いいじゃーーん!
彼氏に髪乾かして貰うの夢なの!

〇 : はぁ…わかったよ
それにしてもしょーもない夢だな笑

美 : 女の子は一度はこういう夢みるの〜

〇 : はいはい、そうですか〜笑

美 : あぁーーまた適当な返事した!
今度から適当返事一回事にチューね

〇 : えぇーめんどく…

チュッ

美 : めんどくさいも禁止

〇 : お、おう…
(今の可愛すぎるだろ

ちょっと背伸びして〇〇にキスする美月の可愛さにやられる〇〇だった

美 : わかったなら髪乾かして

〇 : うん

髪も乾かし終わり
〇〇もお風呂入った後…

美 : …ねぇ、眠いから寝ようよ

〇 : 少しやる事あるから先寝てていいよ

少し残ってた仕事を済ませようとする〇〇

美 : …やだ
一緒がいいから待つ

〇 : 眠いんだろ?笑
すぐ行くから寝て待ってて

美 : やだ…後ろに抱きついて待っとく

〇 : 凄いやりにくいな笑

美 : 早く終わらせて

〇 : はいはい

チュッ

美 : また適当な返事した

〇 : っ…ごめん
(慣れねーーー笑

美月の不意のキスに全く慣れない〇〇だった

〇 : はぁ〜終わった…寝るよな笑

美月は〇〇の背中に抱きつき寝てしまっていた

〇 : ごめんな
ヨイショッ…軽すぎだろ、、飯食ってんのかよ笑

〇〇は美月を抱き抱え寝室へ向かうのだった



翌朝…

美 : っ…あ、、いつの間にベッドに

〇 : スースー💤

まだ寝る〇〇を横目に先に起きた美月

美 : 寝顔までカッコいいなんてズルいよ…

チュッ

美 : …二度寝しよ

ギュッー

〇〇に抱きつき二度寝する美月だった



美 : あぁーーヤバい!!

〇 : なんで二度寝したんだよ笑

美 : 〇〇が気持ちよさそうに寝てて抱きついたら二度寝しちゃった笑

〇 : おい笑
送ってやるからメイク車でしろ

美 : マジ!?
超助かるー!!

〇 : 早く行くぞ

美 : あぁー忘れ物!

〇 : なんだ…

チュッ

美 : 行ってきますのチュー忘れてる

〇 : …遅れるぞ笑

美 : …ごめん笑
運転急いでね?

〇 : はいはい
早く行くぞー

美 : あぁーまた適当な返事!

〇 : いまはそれより急げ笑

美 : もぉー次はないからね!

美月は〇〇に送って貰いなんとか仕事に間に合った



美 : 一応〇〇の部屋ここね

〇 : ありがとう

美 : あ、寝室は別にあるから一緒に寝るの必須ね!

〇 : そんな事だろうと思ってたよ笑

美 : 当たり前じゃん!
在宅の仕事もあるの?

〇 : たまにあるかな

美 : そっか
この部屋なら普通にできるでしょ?

〇 : 余裕だな

美 : リモート会議とかあるの?

〇 : ほぼないな

美 : じゃ、休みの日仕事中に抱きついたりしに来てもいいね!

〇 : いや、ダメだろ笑

美 : なんでよ!
邪魔はしてないし〜

〇 : いや…まぁ、、してはないけど気散る笑

美 : 私が抱きつくだけだから気にしなくていい

〇 : 気になるだろ笑

美 : てか…荷物少ないね笑

〇 : 元々多くはないからな
家具とかは全部売って来たしな

美 : そっか笑
手伝おうか?

〇 : すぐ終わるし向こうで休んどいていいよ

美 : ふ〜ん…見られて困るものでもあるの?笑

〇 : ねぇーわ笑

美 : あっそ〜早く終わらせて来てよ

〇 : はい



〇 : 終わったぞ…寝てんのかよ笑

美 : スースー💤

美月はソファーでしてしまっていた

〇 : 飯でも作るか

そう思い冷蔵庫開けるも…

〇 : …買い物行こう笑

思ったよりも食材も入ってなく買い物に行く〇〇だった

〇〇が出てしばらくした頃…

美 : んっ…あ、、寝てた

寝起きの目をこすりながら〇〇の部屋へ

美 : 〇〇…いない

家の中探すもおらず

美 : どこいったの…

すぐに電話をかける

美 : でた…ねぇーどこいるの!
なんで1人でどっか行くの!

〇 : 冷蔵庫食材ないから飯の材料買いに行ってる笑

美 : もぉ…一緒に行きたかった!
起こしてよ!

〇 : 寝てたし笑

美 : 早く帰って来て!

〇 : もうスーパー出たから待っといて〜

美 : 寂しいから早くして

〇 : はいよ〜



〇 : ただい…

ギュッー

美 : 遅いっ!

〇 : 急いだけどな…笑

美 : 急いだ人はスタバ片手に帰ってこない!

〇 : ははっ…そうだね笑

美 : 今度からちゃんと言ってから行って!

〇 : はい

その日は美月の甘々モード全開で一日を終えるのだった

〇 : …これが毎日か、、身体持たねー笑

美月の愛の重さに初日から疲れ果てる〇〇であった

まだ同棲は始まったばかりだ…笑

To be continued…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?