雑記:新子焼きに思いをはせる
料理が好きだ。
結構、料理をする….というか、ほぼ、夕食は自分が作って、家族みんなで食べる。
和食が好きな、妻と娘。二人のために、ほぼ毎日和食を作り続けたので、結構料理の腕も上がった。
おかげで、家呑みが捗ること、捗ること(ダメ
と、まあ、そんなこんなで料理は好きなんだが、ネットを見てると自分の知らない料理が、日本全国津々浦々にあるもんだなぁと思う。
最近、そう思ったのが、タイトルの「新子焼き」だ。
新子焼きとは?
Google 様にお伺いしてみると、旭川のソウルフードとのこと。若鶏を「新子」と呼ぶそうで、その半身を豪快に焼いた料理だそうな。
「お?旨そう?」
と思ったので、レシピを調べてみると、どうも醤油、みりん、砂糖などを使った甘めのタレで焼いた料理のようだ。レシピによっては、しょうがだの、ニンニクだのの、すりおろしが入ってる。
「醤油とみりんにしょうがだのニンニクだの入ったタレで焼くとか、絶対旨いやつだよね?」
適当なレシピをもとに、鶏モモ肉を使って新子焼き風のものを作ってみる。
なお、親鳥の場合は、「山賊焼き」になるそうだ。地元のスーパーマーケットの雄「いなげや」で買ったのは若鶏モモ肉だから、「山賊焼き風」ではなく、「新子焼き風」を名乗っても問題なかろう。
漬けて焼く
レシピを見ると、醤油、みりん、砂糖、そしてしょうがとニンニクのすりおろしを入れたタレに漬け込んで、オーブンで焼く、とある。
オーブンを使って焼いてもいいのだが、焼きあがるのに時間がかかるし、いささか面倒だ。なので、フライパンで焼くことにする。タレについては、焼いてからフライパンに入れて煮詰めればいいだろう。
冷蔵庫で 3 時間つけておいた鶏モモ肉が、いい感じの色に染まっている。
熱して油を少量ひいたフライパンに、皮目を下に投入する。ジュっという音と、広がってくる、何とも旨そうなにおい。
糖分が多いので、焦げるので、あまり火を強くせずに、蓋をして蒸し焼きに。8割がた白くなったところで、ひっくり返す。
火がきちんと入ったかと思うタイミングで、ビニールに残っていたタレを投入する。ああ、美味しそうなにおい。
タレを軽く煮詰めたら、火を止める。少し待った後に切り分けて、盛り付ける。
うん、白米に合う、いい味付けだ。白米に合うということは、米から作った液体にも合わないわけがない。晩酌が、捗る(ダメ
が、しかし、おそらくこれは、「新子焼き」からほど遠い食べ物なんだろう、とネットの写真を見ると思う。もっとぱりぱりな皮で、中はジューシーなんじゃないかな……と、いうことでタイトルを回収するわけで。
実は、北海道はまだ一度も行ったことがない。北海道行ってみたいなぁ。まあ、でも行って札幌なんだろうから、新子焼きに出会う機会は無いんだろうなぁw
(ちなみに、今回は丁寧に作った甲斐があって、とても美味しくできた。娘も妻も、大絶賛だったので、丁寧に作るのは良いと思った。