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チケットの呪い。不正転売を0にするサービス開発を始めたお話。

こんにちは、あしたにあすま(@asuma_ahitani)です。
普段はデザイン事業OUGONでディレクション・デザインをしています。

突然ですが、チケットの不正転売問題って知ってますか?

チケットが定価の5倍〜10倍で転売されることもあるこの問題。
だれもが一度は聞いたことがあると思います。

「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」という意見広告が出たり(https://www.tenbai-no.jp/)、昔から業界に根強く続く問題です。

もしも、そんなチケットの高額転売ヤーを撲滅できるサービスがあればおもしろくないですか?

今そんなサービス「newtike」を企画してます。

どんなサービス?

一言で言うともちろん「チケット転売ヤーを撲滅するサービス」です。

このサービスでチケットの不正転売を0にして、
『本当にチケットが欲しいファン』がストレスフリーでチケットを買える。
を当たり前にしたい。

きっかけ

月に数回、舞台好きの彼女から「チケットの抽選応募、手伝って!」と言われるものの、人気なイベントほどもちろん落選します。

それでふとチケット売買サイトを覗いてみると、定価の5倍〜10倍で転売されていることがザラにあり驚愕。
彼女に聞いても「当たらなかったら3、4倍くらいで買うこともあるよ」と。

少数の人が転売目的で、組織・システム的にチケットを買い占め、高額で転売。
転売目的で買っていなくても、当たるために抽選しまくってダブったら転売するファンも多いらしい。

その分当選しない人が増えるのでニーズは増え、数倍でも買うファンが出てくる。

中には入場できない偽造チケットもあり、年々チケットの転売トラブルが増えてるらしいです。
“推し”に会えない!?転売チケットの購入トラブルが急増中!【独立行政法人国民生活センター】

・・・なんか変じゃないですか?

僕はシンプルに人(主に彼女)の不幸で金儲けする高額転売も、
そこに本質的な解決を持ちかけない業界にも、
変だと感じた。それがこのサービスを作り始めたきっかけです。

チケットの現状課題

まずチケットの不正転売には3つの問題点があります。

  1. 本当にチケットが欲しいファンにチケットが渡らない

  2. 高額転売された利益はアーティストに還元されない

  3. アーティストとファンの関係性が悪くなる(ファンは経済的な負担が増える)

最大の課題の不正転売は、分解するとたくさんの課題が出てくる。
特にその中で解決すべきだと思うのが、以下3つ。

  1. 本人確認のコストとユーザーの信頼性

  2. チケットアプリ(電子チケット)の不自由さ

  3. チケット抽選という”需要超過”の引き金

1つずつ深掘りすると長くなりそうなので、また今度まとめようと思います。

ここらを解決できれば、不正な高額転売は限りなく抑制できるはず

これと同時に、チケット購入の手間が多すぎるUIも改善したいなと。
実際にプレイガイド(チケット購入サイト)で購入すると感じてもらえると思いますが、同じ入力を何度も求められたり、どこからチケットを選択すればいいのか、説明はどこなのか。
これ令和のWebサービスか…ってなるくらい、わかりにくい。
amazonのUIの偉大さを知りました。

今後について

チケット(イベント関連)の市場はコロナが落ち着き出して、どんどん元の状態に戻っていくと思います。

ただコロナ前と違って、副業ブームなどでチケットの高額転売の被害は増えると思います。

今の時代、購入者も入場者も把握できるはず…。
それでも続くチケットの不正転売は、昔から続く呪いみたいなものだと感じます。

このタイミングで変えていかないと、ライブやコンサート、舞台、イベントの業界はこれからも同じ問題を繰り返して、辛い状況になるんじゃないかな。

今は「転売ヤー撲滅できたらおもしろいな」を展開して、インタビューから課題を洗い出し、ソリューションを模索している状態です。

なので今はもっと色んな人の話を聞きたい。

改善案じゃなくても、チケット関連で「こんな悲しいことがあった」とか。
バリバリの起業家さんからのビジネス視点のメタい意見でも。

そこから得た学びや進展を、ここでお伝えできればと思います。
では!!!


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