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まだ何も持っていないと感じる学生たちへ、小さな舞台を用意しました。

9月16日(木)19時より、Z世代のためのイベント「Z世代、発信の番!ライトニングトークで己の想いを語っちゃえ!」を開催します。わたしが働いているINNOOV株式会社(イノーブ)で開催するイベントなのですが、学生向けイベントは会社として初ということもあり、言い出しっぺであるわたしが想いを書かなければと思いました。このイベントをどんなものに成長させていきたいかについて、語ります。


実績がまだなくたっていいじゃないですか

大学によっては起業家育成コースが設けられているように、若いうちから活躍する人が増えています。学校に通いながらもビジネスの世界にもいる学生もよく見かけます。

でもそういう世界に入って上手く世渡りする人もいれば、そうでない人もいる。何もしていないとされている人に限って、裏で地道に勉強して積み上げていたり、ネットで調べまくっていたり。

実際、少し名の知れたコミュニティに行くと「で、君は何やってる人なの?」と聞かれるのが鉄板で、それに上手く答えられないと存在さえ認識されない。おまけに大勢がそのコネに集ってきているので話を聞いてもらうだけでも苦労する。学生に機会を与える環境はあるものの巨大化しすぎてしまい、結局のところ入り口が狭いのが現実です。

でも頭の中だけにしまったままじゃあなたが何を考えているかなんて誰も分からない。頭の中で考えているだけじゃ、もったいない。というか、身にならない。何かやってる人がすごい人になって行くのは、壁打ちの機会がたくさんあって自分の考えが磨かれていくからだと思います。

アウトプットの重要性について、山口周さんがとてもわかりやすくツイートしていました。

本に向き合う時間がいくらあっても、アウトプットをしないとそれは自分の言葉で語れない。インプットがまだまだ足りないな、そう気付けることがまずはスタートラインだと思います。

綺麗にまとまらなくてもいい。ありのままの等身大を発表して、上手くできなかなかったらまた学べばいい。何もかもが本番じゃなくても良いと思ったんです。だって学生だもん。むしろたくさん練習して、たくさん失敗してほしい。

普段あまり表に立つ機会がない人も気軽に声を発することのできる舞台を用意したい、それが今回のイベントの趣旨です。このイベントを壁打ちや練習台として使ってくれる学生を今後増やしていきたい、そう思っています。イベントに参加してくれる学生と一緒にこのイベントをつくっていく予定です。


伝わらないもどかしさに向き合うこと

わたしは早稲田大学の「クリエイティブメディア R&Dゼミ」に外部大学からの潜りとして特別に1年間参加し、自分の好きなことを表現する楽しさを知りました。数えきれないほどの刺激をもらい、自分の周りの友人がガラリと入れ替わったくらい、いい意味で嵐みたいな1年でした。

そのゼミで自由制作を年に数回していたのですが、納得のいく作品が全くと言っていいほど作れませんでした。作品を見て浮かばせたい感情があるのに、それができなかった。作品を通して何を伝えたいか、言葉でその都度説明しないとわからないくらいのレベルでした。今でも制作発表のときを思い出すと顔が赤らみます。アウトプットをあまりすることがなかったわたしは初めてそこで形にする難しさを知り、悔しさを痛感しました。

苦戦しながらもそのゼミに参加していてとても楽しかった。それは先生や学生が、つくる過程をちゃんと見ていてくれてそれを直接わたしに教えてくれたからでした。

聴いてくれる人がいる環境って、今とても貴重だと思うんです。このイベントで思いっきり、声を発してください!


イベントデビューしませんか?

今回うちの学生が運営兼発表をしますが、特別発信力があるわけでもないし、今までイベントに出たことすらありません笑。実はこのイベント自体が彼らにとっての舞台でもあるのです。ちなみにうちの学生がどんな人なのかはイベント概要に少しだけ書かれています。

一人は、高校を中退してしまった最終学歴中卒の18歳。
一人は、職業訓練施設でプログラムについて学ぶ19歳。
一人は、インドで日本語を勉強しながらリモートでインターンをする19歳。そんな普通なら交わることの無かったであろう三人が、今回のイベントの主催です。


第1弾のトークテーマは「インターン体験談」です。視聴枠も設けてあるので、今回は見るだけで次回から発表しようかなでもOKです。ただなるべくオフラインの感覚に近づけたいので、ビデオは視聴枠も全員オンでやります。(コロナ禍が落ち着いたらオフラインでの開催もしたいなと考えています。)また、枠が少ないので早めの参加登録をおすすめします!

ご参加お待ちしています。


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