お家起業1年を振り返る
2022年12月25日、クリスマスの日に私はカウンセリングルームを立ち上げました。立ちあげた時期は会社を辞めて4ヵ月した頃です。
私のカウンセリングルームは、店舗があるわけではありません。
オンラインではZoom、チャット、電話の中から選んでいただいて、対面の場合はカフェやレンタルスペースを借りるので、店舗がありません。
そういった起業スタイルで1年やってきて、感じたことを振り返っていきます。
これだけで食べていくのは難しい
今年1年で、77名の方がarto長崎/佐世保カウンセリングルームからサービスを購入してくださりました。(ココナラでも出品中)
沢山の方と出会うことができたことに感謝です。
月々の収入からすると、相談業だけで食べていくのは苦しいと感じました。
元々会社員をしていた人は、起業1年目に沢山の税金がかかってきます。
税金は前年の収入によって変わるので、前年の収入が高いと税金も高くなります。
国民健康保険料、国民年金、住民税などなど、元々会社と折半して支払っていた税金が起業1年目にかかってくるので、1年目だからこそ、沢山稼がないといけないんですね。
起業1年目は、軌道にのせるまでの辛抱期だと思って過ごしておりました。
相談業だけでは税金の支払いをするのに精いっぱいで、生活費分が全然足りないので、その分はYouTube、ブログ、ライブ配信など、色んなことをして生計を立てていました。
収入の柱を複数持つというのは、一人起業をする上でも大切なことかなと思います。
固定費を安くしておいてよかった
お家で起業するといっても、ゼロ円ではありません。
私は現在、在宅で仕事をするにあたって、次のことが経費としてかかっています。
・通信費
・レンタルサーバー代
・Zoom有料版
・Canva有料版
・会計ソフト(freeeを使用)
月におよそ5000円です。
月に5000円なので、倒産するリスクは低いです。これがテナントを借りて、内装費にめちゃくちゃお金をかけて、固定電話も引いて、広告もバンバンうって・・・という起業スタイルだったら、とっくに破産していたと思います。
起業をする上で、固定費はできるだけ安くしておくというのは鉄板ですね。
浮世離れする
お家で一人で仕事をしていると、自分の興味関心のある情報しか入ってこなくなります。
会社勤めをしている時は、あえて自分の興味関心だけに集中するようにしていたのですが、家で一人だけで仕事をしている人がそれをすると、本当に世間のニュースが入ってこないなと感じるようになりました。
私は時事ネタが全く分かりません。芸能人のゴシップも、1ヵ月後くらいに知ります。別に困ることもありませんが、誰かと雑談をする場面になった時に何話したら良いかわからないのが少し困りましたね。
ライブ配信をし始めると、自分とは全く違う興味関心を持っている人ともお話しできるので、浮世離れが少しだけマシになりました。
仲間が必要
フリーランスになって強く感じていることが、仲間が重要だということです。
元々、人間関係には苦手意識を持っていたのですが、フリーランスになってから出会う人たちは自分と似たような趣味や価値観を持っている人たちばかりです。
そういう方々とお話しをするのはとても楽しいですね。
学校や会社で、自分と似た価値観の人と出会うのって難しくないですか?
まれに出会うことができたとしても、貴重ですよね。
学校や会社での人間関係は選べないことがほとんどです。しかし、今は自分が一緒にいて楽しい人たちと交流をすることができるので人間関係が苦手だとも思わなくなりました。(会社員に戻ることを想像すると、やっぱり人間関係嫌だなって思いますけどね)
また、一人だけで仕事をしていると、ちょっとした刺激に弱くなっていくのを感じます。少し落ち込むことがあった時、アンチコメントを見てしまった時など、ひとりで考えていると気分の切り替えができなくてすぐに凹みます。
しかし、仲間がいると、落ち込んだことがあった時でも「あ、こういう風に考えると楽だな」と、考えの選択肢が増えます。自分一人で考えるよりもはるかに視野が広がるので、仲間は大切ですね。
不安はつきもの
収入の不安もありますし、将来の不安もあります。
会社員をしている時よりも不安は大きくなりました。
自由でストレスフリーな生活と引き換えに、収入の安定性を手放したので当然のことです。
仕事が煮詰まると、よく求人サイトを眺めます。そして、「あ、自分にできそうな仕事がない」って思います(笑) よく思うんですよ。もう、SNSも全く触らなくて良い世界に行きたい。顔の見えない誰かに批判されることのない世界に行きたい。考えることを放棄して誰かに飼われたいって。
不安を感じている時は、ついつい自分の将来のためになることではなくて楽な道に逃げようとします。現実逃避ですね。
そんな時に自分に言い聞かせている言葉があります。
「焦りも不安も今だけだ。」
「辛抱の時に楽な道に逃げるな。重要な選択をするな」
もう全部投げ出したくなる時もあるのですが、そういう時は自分に言い聞かせて、逃げないようにしてパソコンに向かっています。
まとめ
不安、焦り、葛藤。
起業1年目はこんな感じでした。
色んなビジネス書を読んでいても、「最初の3年は大変だ」「7割が氷河期、3割が雪解け期」というようなことを書いています。
ですから、今はとにかく焦って自分の目的を見失わないようにしていこうと思っています。
5年前から副業として在宅ワークをしてきて、最初の2年は全くの無収入だったので、辛抱には慣れています。
副業で在宅ワークをするにも、独立して一人起業をするにも、精神面の健康が大切ですね。精神面の健康を保つために何をしているのか、それはまた今後の発信でお伝えしていきたいと思います。
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