「教える」ってどういうこと??
スタッフの幹部教育で行っていることの一つに「教える」とは?という項目がある。
「教える」とはどういうことであろうか?
・新しく入ってきたスタッフにやり方を「教える」
・治療の仕方や、やり方を「教える」
・あすか歯科のルールを「教える」
・社会人としての在り方を「教える」
多く人はこれらと近いようなイメージで「教える」を捉えると思う。
では、この「教える」の定義で問題は生じないのであろうか?
答えはシンプルに、NOである。
例えばこんなことが起こる。
新しく入ってきたスタッフに既存のAスタッフが仕事の「やり方を教える」
しばらくして、Bスタッフがその仕事についての「意味を教える」
すると新人スタッフは多くの場合、混乱する。
Aやり方とBの考え方が違うように捉えるかだ。
しかしAもBもしっかりと教えている。
どちらが悪いわけではない。
具体的には院長がいうことと、チーフスタッフが言うことが違う!と文句が出る場合だ。
院長もチーフスタッフも現場を混乱させようなど1mmも思っていない。
ではなぜこんなことが起こるのか?
それは「教える」と「訓練」の定義がごちゃごちゃになっているからだと私は幹部に伝えている。
・教えるとは:足らない「知識」を導入すること。
→つまりインプットである。
・訓練とは:足らない「技能」を習得すること。
→つまりアウトプットである。
教育とはインプットとアウトプットが両輪として回ることで、完成する。
知識を教えずに、技能を教えては問題が出る
技能をさせずに、知識だけ教えても身につかない
受験勉強と同じである。
先生から習わずに、勉強していると必ずと言っていいほど勘違いして覚える
先生から習っただけで終わっている人は、必ずといっていいほどその内容を忘れている。
会社において「教える」とは、インプットとアウトプットを繰り返し行うことだとあすか歯科では幹部に教育している。
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