スタッフの提案書が100%、上に通る方法(提案について)
スタッフからの「提案」が上に通らない理由を知ってほしい
長く職場で働いていると、もっとこうしたらうまくいくと思うことはありませんか?
ありがたいことに、当院でも「ボトムアップ」としてスタッフが考えて提案してくれます。
キレッキレの秀逸な提案もあれば、え?これちゃんと考えてる?みたいのも当然あります。
しかし、たまに残念なことがあります。
そのスタッフ(特に幹部)が考えた提案が通らなかったときに、落ち込んでしまうことです。
これが続くと、「どうせ提案しても俺の意見なんて採用されないんだろ!」なんて卑屈になるかもしれません。
しかし、私から言わせれば、「提案する」定義を間違っている場合がほとんどだと思います。
少し解説しましょう。
「提案」とは2つ以上のものを上司と議論すること
私も若いころはそうでしたが、「提案」しているつもりでした。
どういうことかというと、自分の都合がいいようにブラッシュアップされた1つの提案書を渡していただけだったのです。
自分がトップに立ち、いわゆる上司の立場になってわかりました。
『渡された提案書が1つだけなら、上司の仕事はその提案書の「荒探し」をすることだと』
つまり、提案の定義が間違っていたのです。
先のように1つの場合の「提案」はただの「スタッフの意見」であり、その意見を上司がつぶすという構図になってしまいます。
そら、通りませんよね(笑)
ではどうすればいいか?
AとB、1つの問題について、2つの提案を出して下さい。
Aという提案書と、Bという提案書を出すことによって、上司の仕事は劇的に変わります。
Aについての「いいところ、悪いところ」。Bについての「いいところ、悪いところ」を提案者と一緒に議論できるのです。
1つの問題に2つの提案書というたたき台。
スタッフからの新鮮な意見、上司からの安定の意見が合わさり、提案書がブラッシュアップされます。
会社にとって、よりよい提案書・改善へとつながるのです。
もし、上司に提案してもなかなか通らないと悩んでいるあなた。
ぜひ2つ以上の提案書を持っていくようにしてほしいです。
今までにない、いい結果が待っていると思います。
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