Hayato Sumino"CATEEN"Debut in Singapore
はじめに
私が角野さんの演奏を聴いた時、直感的にこの方は狭い世界で活躍する器じゃない。世界に羽ばたくピアニストだ!!と確信を持っておりました。
本人的には"何夢物語を言ってんのーこのおばちゃんは・・・"と引き気味だったかも知れません(笑)まだ、登録者数1万5000人程の頃のお話。。。
あれよあれよと時代が追いつき、角野さんの時代になったと思った昨今、
なんとシンガポールでのコンサートが告知された!!
夢にまで見た世界デビュー✨!!どうしても立ち会いたい衝動にかられ、
チケットをポチっをし、旅行プランを練りました。
(実際はそれより先にParisでコンサートは開催されましたが💦)
巷では素晴らしいnoteが溢れておりますので正直noteをアップするのを躊躇しましたが、私が感じたままの感想を書き綴ります。
10月12日(水) at 19:30 / Victoria Concert Hall
【French Piano Seiries / Hayato Sumino Debut in Singerpore 】
もともと市庁舎(タウンホール)だった建物
(なので大きな時計があるのも頷ける)
コロニー建築様式の古き良き時代の建造物。
最初の座席はB列の19番→
今回直前にVIPチケット(サイン&一緒に写真)に交換D列の14番になる。
以前コンサート後のサイン会等で何度か本人にはお会いしているが、
写真は一枚もない💦もともと写真を撮る習慣がないのと、痩せてから一緒に撮りたいとちょっと乙女心が発動し、そのままになっていた💦
一枚位は欲しいと思いまして、、🤭
第一部開演
ブザーが響き渡る。間もなく開演💕
私の左隣りは小さな女の子とお父さんの組み合わせ。
父は娘さんにいかに自分はこのコンサートを待望していたかを説明している。娘さんに最高の音を聴かせたかったのだろう。日本では許可がおりない年齢の子に見受けられる。多少の物音は我慢しようと思った。
いよいよ角野隼斗登場・・・
凄い歓声だった!!!! 女性より男性の声の方が多かった気がする🙄
目頭が熱くなる。。気持ちが痛い程わかった。
待ちわびてたんだよね。角野隼斗の生演奏✨✨💕
【スケルツォ第1番 / Chopin- Scherzo No.1 】
歓声に後押しされたのか、最初の第一音目が強烈なフォルテだった。
フジロックの延長ですか??って思う位の爆音が鳴り響く。
あっ💦この会場の響きが凄いのね。。。ガンガンに攻めてくるスケルツォ
確かこの楽曲を作曲した頃は祖国ポーランドがロシア侵攻により陥落を耳にした時期だった。そのやるせない憤り感じるようなスケルツォだった。
少し荒ぶれた感覚のような気もした。
一度ステージ袖に下がった、、、水分補給必要よね。。。
このまま次のプログラムに行くには観客も心のシフトが必要。。と思いました。
【パリの4月 / A. Weissenberg- En avril a paris 】
スケルツォと同じピアノとは思えない優しい音色を奏でる。
予習で聴いていたアムランの演奏とも違う。とても凛とした音色で癒される。
ところどころ、アレンジが入っていた気がする。
アルペジオをふんだんに使う角野さんのパリの4月に酔いしれる。
恥ずかしながらあまりワイセンベルグに関しては調べていなかったのだが、
角野さんの演奏を聴いて興味が湧き、後日検索して色々びっくりしてしまった。
そして間髪入れずに次の楽曲へ
【華麗なる大円舞曲 / Chopin- Waltz No.1 Op.18】
軽快にワルツを奏でる。シンガポールのファンは魅入っている。
(動画を撮っている輩もいたが、、そこは郷においては郷に従えで見ないふりを💦)
3拍子が似合う男。左足がぴょんぴょん跳ねている。本人も楽しそうだ☺
そのままワルツ繋がり続けて演奏するのかと思いきや、一旦一息を入れる。
割れんばかりの👏👏が降り注いでくる。
【大猫のワルツ / Hayato Sumino- Big Cat Waltz】
オリジナルに近い演奏だ。。確かに初めましての方も多いこのコンサートですもの。踊るように(実際体を揺らしている)優雅に軽快に奏でる。
お見事だ。。。
そして一部のトリの楽曲
【英雄ポロネーズ / Chopin- Polonaise Op.53】
最初の一音目を弾いた瞬間、会場の空気が変わった。
観客が一番欲していた楽曲だと理解した。隣に座る父も娘さんそっちのけで前のめりになる。
この時の英雄はいつもに増して華やかだった。音がたたみかけて降り注いでくるようだ。会場いっぱいに響き渡る。
CODAのクライマックスのモチーフの再来部分(大トリ)は、天井に音が突きささるような迫力だった。
演奏後の観客の歓声は、ラスト曲かと勘違いするくらい地鳴りがするような大きなものだった。後ろの方ではスタオベしている。。
この曲を聴いた時、シンガポールに来て本当に良かったと思った。
第ニ部
【愛の夢 / Liszt- Liebestraume arranged by Hayato Sumino】
この日の愛の夢は、観客を泣かせようとする演奏ではなかった。
キレッキレの愛の夢だ。アレンジを変えているわけではない、、
恐らくこの後のプログラムとの兼ね合いで、ここで泣かせたくないと思ったのか(笑) Jazzyなグルーヴ感のキレッキレな愛の夢。
このVer.もなかなか良いなあ~✨と思いつつ。聴いていました。(なので泣けない(笑))
【暗い雲 / Liszt-Nuages Gris S.】
ずっしり重厚な重い音を奏でた。凄い迫力だ。怖くて鳥肌が立つくらいだ。
隣の父の横でガサゴソしていた女の子が微動だにしない。聴き入っているのではない。怖いのだ。目を見開いてお父さんにしがみついている。
大人だって背筋が凍りついているのに、子供ならなおさらだ。
会場が冷房が効きすぎているのだが、さらに寒さを助長している。耐えられない。これほどまでの重厚な音も奏でるのかー--腕💪をあげましたな👍
一人ほくそ笑む私🤭
【死の舞踏 / Saint- Saens・Liszt-Dance Macabre S.555】
自然に死の舞踏に突入したので、楽曲の続きを弾いている錯覚に陥った。
とても自然に死の舞踏に移行する。これが見事だったんだよね~
唸ってしまった。リズミカルに演奏をする。途中バロック的な演奏を感じた
アレンジなのか原曲がそうだったのか🙄わからない位冷静じゃない自分がいる。もう興奮し過ぎてこの辺りは覚えていない。
ここでスタオベしそうになる。おっともう1曲あった💦
【ハンガリー狂詩曲 / Liszt-Hungarian Thapsody No.2】
久しぶりに聴くハン狂はめちゃくちゃエモい🔥🔥
よく考えると、角野さんって十八番と言うか引き出しがいっぱいあるよね??隠し玉がいっぱいあるから、何度もコンサート会場に足を運んでしまうが、角野スタンプたるものを発行してくれないだろうか?🙄
スタンプがいっぱいになったら、特典があるとか?🙄(ないな🤣)
圧巻のカデンツァ!!もっと脱線して良いのにと私は思った(終わって欲しくなく)、歓声とスタオベで称える👏👏👏👏👏
男性の歓声が多いのが本当に嬉しい。私の前列は若い男性集団が座っている。その内の2人はかなりコアなファンと見受けられる。一音も逃したくない意気込みが伝わって来る。
アンコール
【Gershwin - 10 levels of "I got Rhythm "】
いちいち歓声が湧く(^^)/
私も嬉しくなる。ごめんね。私はいつもこの極上な音を聴いておりまして。角野さんが日本を拠点にしてくださっており、本当に嬉しさを身に沁みながら聴いておりました。
Cateen色が濃くなると観客のボルテージもあがるように思えた💪💪
【木枯らし / Chopin- Etude in Aminor(Winter Wind) Op.25-11】
まさかここで木枯らしが来るとは!!
最初の一音で震えた。観客を黙らせた。
本当にかてぃんファンが多かったんだと思う。これは集中して聴かなきゃいかんとすぐ順応できていたので。
一旦ステージ袖に戻ろうとした矢先、女の子が花束を持ってステージをまっすぐ歩いてくる。緊張しているのだろう。歩く速度が速い。
角野さん後ずさりして花束💐を受け取る。
ステージ袖に戻るタイミングを失った角野さん(笑)
会場が大歓声の中、肉声で発する
私は" last one" しか聞き取れなかった💦
【7 levels of Twinkle Twinkle Little Star -arranged by Hayato Sumino】
最初のド、ド、で "オオーーー"と歓声と拍手が湧く
もう会場に一体感ができ皆で楽しんだ。
level3のアレンジを変えて来た。左手を半音下げたアレンジのようで、
壊れたおもちゃのピアノで弾いているようで笑ってしまった。
何度聴いてもめちゃくちゃ楽しい!! Level7に達し圧巻のフィナーレ
大歓声の中ひときわデカい声でBRAVOーを発したのが、
ピアニストのWangさん🤭 お主やるなー🙄と思いながら負けずとBRAVOと叫んだ私🤭
会場内が明るくなっても拍手は止まず。もう一度カーテンコールに応えてくださいました。
その後、サイン会とお写真タイム
列が二つできている。 Invited guest とVIP チケットホルダー
現地在住の方とお話しながら自分の番を待つ。
今回実はジブリのCDを持ってきていたのだ
(3年前、名前入りサインを貰えるイベントで、名前入れるのを忘れられたジブリCDを、私のだけ名前を入れるのを忘れている💦)
"3年越しですね~"とニヤニヤしている🤣🤣
"あの頃のサインはまだニコちゃんじゃないんですよ~"と点々を入れてニコちゃんにしてくれる。
私はあがらないと思っていたが、流石のスターを目の前にあがってしまい、
ジェスチャーを交えたり、大きな声で話すわ、おばちゃんモード全開でした。どんな話をしたかは、胸にしまっておきます🤭
(実は覚えてないだけです・・💦)
とっても至福な時を過ごしました。
ラッフルズでシンガポールスリリングを飲み最高の夜を過ごそうと移動したが、ラストオーダーが終わったと言われる💦
ベルキャプテンから教えてもらった洒落たナイトバー(うるさかったけれど)
シンガポールの夜を堪能したのだ🍻
旅のプランニング
一般的に音楽鑑賞ツアーで高額ツアーが多い日本。
そこまで金額をかけなくても音楽鑑賞ができるのを知って頂きたく、
旅のプランニング・準備・予算をお見せします。
参考にして頂ければ<(_ _)>